鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

フィッシングパーク光 孫っちと釣り

先日、孫たちを連れて光市のフィッシングパーク光に行ってきた。

コンディションとしては、小潮の干潮で悪い。でもヤハンや小鯛が数匹程度だったけど子どもたちは大満足。から揚げにしたら旨かったとLINEが入った。

隣の親子連れの母親に大きな鯛がヒット。まわりの注目を集めた。ヨシ、オレもと周りの子どもたちも一気にテンション挙がる。

幸いに平日だったので、人も少なかったけど休日はかなりの人だろう。

子どもには無料のライフジャケットが用意されていた。職員も明るく、親切。餌も安価で、貸竿もあるから手ぶらでもOK。我が家は民泊用に釣り具一式揃ってあるから、それを持っていった。

料金は大人690円 小学生は410円。

潮がよければかなり釣れるはず。690円出しても、オカズ代にするとお釣りがくるのではないか。

最近は地元の波戸も、悪いマナー者のお陰で地元の者でも釣りづらくなった。その点、690円出して気楽に安全ならフィッシングパークでもいいのではないか。釣り桟橋には水道もついて、タモ網や救命浮環も用意されている。

暇と潮を狙って、ひとりでまた酒の肴をゲットしに行くか。

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4月3日 島は花の節句 だった

4月3日は花の節句
 島はこの日を花の節句と呼んでいて、僕が子どものころは親子や近所で集まってお花見。漁家は近所の人と船で沖の水無瀬島に渡ったり、そうでない家は島の裏(洲崎地区は一本松、本浦地区は長瀬)へ山越えして磯で大宴会。
 花の節句とはいえ、桜なんか咲いちゃおりません。花が咲くのは泊清寺の回向が始まるころ。呑めりゃええんです。(ง `▽´)╯ハッハッハ!!
 この日だけじゃ終わりません。翌日はまた弁当持って花散らしといってまた浜に繰り出します。でもそれは子どもたちがメインでした。ようは、残り物です。
 それは僕の高校生までのことで、卒業後は広島へ就職したので島の節句はわかりません。30歳になってUターンしましたが、浜で宴会をすることは無くなっていました。
楽しい思い出です

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宮本常一著「土佐源氏」のひとり芝居 坂本長利さんが亡くなられた

 

俳優の坂本長利さんが亡くなられたことを、プロデューサー仲村さんから知らされた。

宮本常一著「土佐源氏」のひとり舞台。上演回数は1200回を超えた。宮本先生の故郷、周防大島公演は僕の知る限り3回。公演時はいつもこの沖家室で過ごされ、小庵鯛の里は坂本さんやスタッフの宿泊や料理の機会をいただいた。

かつては日活の映画にたくさん出演され、Dr.コトー診療所の村長役もされた。最近ではドラマ「深夜食堂」に出演され、味わいのある演技に魅了した。

リンクページは2019年。周防大島公演では90才を迎えられ、卒寿記念公演となった。その夜は、泊清寺で誕生祝いをした。あんなに元気だったのに。

ご冥福をお祈りします 享年94才

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2019年10月16日の日記から

坂本長利さんの独演「土佐源氏」、90才卒寿記念公演はとりわけ素晴らしかった。もう、馬喰じいさんが坂本さんに乗り移ったか、坂本さんが馬喰じいさんに乗り移ったか、神が憑依したかのような迫真,,,いや演技ではなくそのものとさえ思った。

ぼくはみるポイントが六つある。一つは、馬喰じいさんが舞台に登場して、じいさんが宮本先生に話しかけるところ。「アンタは嫁さんはありなさるか?」と聞くところ。実は坂本さん扮するじいさんが、客席の真ん前の人に目を見ながら語りかける。数年前、岩国公演で最前列のど真ん中に座っているとき、至近距離で「アンタは嫁さんはありなさるか?」と語りかけられたことがある。ぼくは思わす「ハイ!!」と言いかけてしまった。もし返事をしたら、爆笑となったか、もしくは大ヒンシュクをかったかもしれない。

二つ目は、子ども同士が納屋の中で悪ふざけをするところ。「おまえもおらのにいれてみい,,,それがワシのおなごを知ったはじめてじゃった」。なんとも気も恥ずかしくなる場面。

三つ目は、役人の嫁さんに惹かれて、嫁さんと交わるシーン。「上の大師堂で待っとるで」。そして嫁さんが大師堂の階段を上がるシーン。坂本さんが、前掛けで手を吹きながら額に汗する嫁さんを演じる。上がってきた嫁さんを「わしがニコっと笑うたら、嫁さんもニコっと笑いなさった」。その坂本さんの表情が、両肩をヒョッコリと挙げて首を傾けてニコっと笑う。可愛くもあり会場もクスッと笑う。

四つ目は、県会議員のおかたさまと交わるシーン。「おかたさまおかたさま、あんたのように牛を大事にする人は見たことありません。どだい尻をなめてもええほどきれいにしておられる」。「あんなこといいなさる。どんなにきれいにしても尻がなめられようか,,,」「おかたさま、おかたさま、人間もかわりありませんで。わしなら、いくらでもおかたさまの,,,,,,」。ところがおかたさまはその後しばらくして、肺炎にかかってポックリしんでしまう。「わしは三日三晩、寝込んだまま男泣きに泣いたのう,,,,,,そのあげく目がみえんようになった」。なんとも艶っぽく泣ける場面である。

五つ目、最後の場面。「そろそろ婆さんが帰ってくるころじゃで、女の話はやめようの」。そして、小屋を出ていく前に、土間へドテっと転落する場面。わずか30センチくらいの段差だが、大きな音がするくらいに落ちる。おいおい大丈夫かとこちらも心配になる。今回も派手に落ちたもんだ。過去に、前列でみていた老人が「じいさん、アンタ大丈夫か?」駆け寄ったことがあるそうだ。そばにいた息子が「オヤジ、これは演技じゃ」と止めたエピソードがあるそうだ。「このときは困りましてねえ。私が演技ですという訳にもいかんですし」。

六つ目。ムシロをはおり、風の中を引き上げるシーン。ヒューっという効果音とムシロが風になびく。芝居をしめくくる大一番。時に風によろけながらムシロが背中で舞う。実は風など吹いてはいない。本当に風に煽られるように見えるのだ。

落語は何度見ても、同じところで笑い、そして泣く。見るたびに味わいが深くなる。それと同じような感覚がある。土佐源氏のストーリーは著書を読み、坂本さん演じる芝居もみて、ほとんど頭の中にある。だけども、みるたびに発見がある。いくら読んでいようと、一字一句までは覚えてはいない。芝居をみたあと、著書を読み返すとまたあたらしい発見がある。宮本先生のひとつひとつ丁寧な筆致に驚かさせられるのだ。

公演後は泊清寺にて坂本さんの90才の誕生会を身近な者でお祝いした。お疲れでないか心配をしたが、しっかり食べて呑んで、ご機嫌のご様子で安心した。

「会場では宮本先生が片隅で見ておられるように感じましてね。実をいうとこの年になると心配でね。でもきょうは頑張りました」。「百歳まで続けられたらおもしろいなあと、どういう馬喰じいさんが演じられるか、そういう気持ちでおります」と話された。ひとつひとつ演じながら、その先はどこまでなのか、坂本さんの長い旅はまだ続く。

 

こだわりの揚げ豆腐

旨いオデンのセットを求めて、有名どころの練り物を買い求めていたけどなんとも送料が値の半分を占める。

僕としては、メインは揚げ豆腐とコンニャク。練り物はそもそも市販を期待していない。友人の鮎ちゃんおすすめのヤマサは旨かったし、長崎清水(メーカー)の練り物は良かった。長崎市の長崎清水は残念ながら廃業してしまった。

もう20年くらい前に地元で交流会があり、そのときにリクエストされたのがオデンだった。長崎清水の練り物をとりよせた。ちくわひとつが300円もするし、他の練り物も市販の三倍をする値段。

食べ終わった人の感想を聞いたら、やはり「アリャ、ええ練り物じゃった」。

最近はそういう宴会もなくなり、我がひとり宴会でぜいたくな食材に舌鼓を打つのみ。まさに(⃔ *`꒳´ * )⃕↝ウッケッケ。ところが旨い揚げ豆腐を売っているお店がない。もう5~6年前にもなるか、周防大島の久賀にあったスーパーに地元の豆腐屋が納めていた揚げ豆腐があった。でもスーパーが閉店となった。

僕が求めている揚げ豆腐とは、木綿豆腐を揚げたガシガシの揚げ豆腐なのだ。ところが、最近の店頭には絹ごしのふわふわ揚げ豆腐とかそんなんばかり。

そんな不満を抱いて柳井のマックスバリューにいくと、豆腐の棚にオッこれだ。それが画像の揚げ豆腐。外はガシガシで、中はスが入った揚げ豆腐。これだこれだ。

よもや、全国チェーンで目当ての揚げ豆腐に遭えるとは。

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想いでのキムチ鍋

チゲ

キムチ鍋(チゲ)

僕がまだ20代のころ、だから40年以上も前の話になる。1980年代の昭和でいうと55年ころで、ルービックキューブや漫才が流行ったころだった。ポカリが発売されたころと言った方がわかりやすいだろうか。

JR大竹駅から広島方面へ向かって、徒歩でも行ける沿線沿いに焼き肉のお店があった。経営は韓国籍を持つ家族だった。仕事が終わると仲間で呑みによく行った。僕は肉が食べられないので、いつも豆腐鍋を頼んだ。トレイのような薄い鍋に特製タレを流し込み、ネギや白菜とかエノキなどと豆腐を煮る。それが旨くてとにかく野菜と豆腐をなんども追加。〆は目玉焼きとご飯をぶち込む。

このタレがなんとも旨くて、焼き肉のタレを薄めたような味だった。自宅で市販の焼き肉のタレを買って、豆腐鍋をつくってみたがチョッと違う。旨いんだけどなにかが違う。

この最近、サリ麺をキムチ鍋で食べることにハマった。そこで気が付いた。あのタレはキムチの漬けタレがベースではなかったか。

 

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3月5日は父 春久の命日

 

3月5日は父 春久の命日(2019.3.5)。来年は七回忌を迎えます。早いものです。

3月5日は父 春久の命日(2019.3.5)。来年は七回忌を迎えます。早いものです。

 

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揺れなかった地震

きょうの午後3時24分に発生した地震速報があった。そのときF南放送(南海放送FM)を聞いていた。「地震速報です。大きな揺れがきます」、そんな放送だった。そのときにガサガサと音がした。「来るぞ」と身構えた。しかし揺れは来なかった。考えてみると、スマホは鳴らなかった。ガサガサという音はラジオからだった。

改めてネットで地震情報をみると、震源愛媛県南予震源地の×は伊方原発のある伊方町

www3.nhk.or.jp