鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

炭火の魔力 アニメ美味しんぼから

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【炭火の魔力】
アニメ美味しんぼ「炭火の魔力」という巻をみて感動しました。

老舗のウナギ屋の店主が亡くなり、アメリカに経営留学していた息子が帰国して継ぐことに。炭火では効率が悪いとガスに切り替えるという。焼きを担当していた板前が頑強に拒否をしたため首にされる。外でヤケ酒をくらいトラブルを起こす。そこにシロウが居合わせる。訳を聞いた。

「ガスじゃダメなんです。ガスは水蒸気で焼くようなもんです。炭火じゃないとダメなんです」

そこでシロウが提案をする。老舗の店はデパートのイベントで出店をすることになっていた。そこはシロウのなじみの社長が経営しているデパート。社長に訳をいい、老舗の店の近くで焼き担当をしていた男の店を出すことに。

片やガスで焼くウナギ。片や炭火で焼くウナギ。煙の香りの差も歴然としていた。時間とともに老舗はガラガラ、炭火の店は行列に。

老舗の若旦那は営業妨害だと怒鳴り込む。ならば炭火のウナギを食べてみろと言われて口にする。ハッと思った若旦那が詫びを入れて、焼き方の男を店に戻ってくれと頼む。

と、まあこういう流れなんですけどね。的を射てますね。

ガスはもともと液体。燃やすと水と二酸化炭素が発生します。ガスに鍋をかけると鍋底に水滴が着きますよね。炭火は水を含みません。しかもガスは250度くらいになるとストップがかかりますが、炭火は300度から600度。しかもガスの4倍の遠赤外線を発するんだそうです。

家庭では七輪もなかなか置けません。そこで七輪の素材である珪藻土のケイ素(セラミクス)が使われた魚焼き器を使うと炭火ほどではないが、遠赤効果でガスコンロでも美味しく焼けるそうです。

いやー、確かにです。サザエのつぼ焼きもオーブンで焼くと簡単ですが、七輪で焼く方がずっと美味しい。我が庵もまたテーブルに七輪を置こうかな。でも目を離したすきにお客さんが鯛の頭を焼いてたりするんですよね。あれって困るんです。煙でもうもうとなって火災警報器が作動するんです。

 

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化学調味料の苦い思い出

味の素をダシにしたので、ついでにもうひとつ。

小学生の頃だった。お盆か正月に親戚がお土産をくれた。綺麗な包を開けると、薔薇の花をかたどった小さなお菓子だと思った。角砂糖だろうか。口に入れた。えっ、なにこれ甘くない。ヘンな味がする。数秒で吐き出した。その後の気分の悪いこと。目と目の間がモヤモヤして吐き気がする。それは半日も続いたのだった。そう、僕が口に入れたのは味の素と同じような化学調味料だった。化学調味料をお菓子みたいにするかよ。

Wikiによると「1960年代に中華料理を食べた少数のアメリカ人が食後に炎症を覚え、眠気、顔面の紅潮、掻痒感、頭痛、体の痺れそして軽度の背中の無感覚などの症状が見られた。これらの症状の大部分は悪化することはなく、しばらくすると消失するというものである。この症状は間もなく「中華料理店症候群」という呼び名がつけられた」

僕が気分悪くなったのは、この中華料理店症候群だったのだ。味の素を直接ペロッと舐めてもこの症状を起こすから、子どもには注意が必要だ。

味の素に限らず、砂糖だって塩だって摂りすぎは良くない。今や市販の調味料は欠かせない。出来れば自家製に越したことはない。だけど味噌も醤油もそう簡単に作れるものではない。味の素であれ、ハイミーであれ、シマヤのイリコ出汁であれ、安全性は認められている。ようは何事もほどほどだろう。魔法も使いようだ。

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自家製和風だし

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友人のお宅にお邪魔して、煮しめが出されました。里芋 人参 レンコン コンニャクなどが湯気を立てて美味しそう。

「あのねえ、僕はどうもこの煮物が苦手なんよ。どうやって作る?」。

すると奥さんが出してきたのは顆粒の「昆布だしの素」

「これを入れて焚いたら美味しいんよ」

僕は直球過ぎて言葉が出なかった。

この写真は我が家のお出しです。イリコと昆布を3日間水出しでつくります。これで1リットル。お椀にして4・5杯分です。個人的には昆布のふくよかな味が好きなので多めにします。本来はこれにドンコを入れたいのですが、今注文中です。原木でつくられる干しシイタケは本場からとりよせます。水出しの良い点は苦みなどのえぐみがでません。煮出しはどうしても雑味も出てしまいます。これならイリコの頭もワタも取らなくてすむのです。

本題ですが、化学調味料の代表格といえば味の素。どうも負のイメージが強い。原料は天然素材を発酵させたもので、どの食材にもうま味成分として含まれているグルタミン酸などです。それになぜ害があるとか言われるのでしょう。多くの人が大好きなカップヌードルチキンラーメンも、バーモンドカレーだってみんな入っています。

私事ですが、良くないというイメージが刷り込まれて何故かと問われると、根拠を挙げて答えられません。皆さんはどうですか!(^^)? お断りしておきますが、僕が味の素を推奨するのであれば、我が家のイリコ出汁画像は載せませんから。でも本当に悪者なのでしょうか。

そんな中、味の素本社がその疑問に答えるフォーラムを開催していました。ご覧になってみてください。そのうえで、皆さんはどう思われるでしょうか!(^^)?

 

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台風10号ドキュメント

 

午前7:43 · 2020年9月6日

 

 

 

午前0:56 · 2020年9月7日

 

https://pbs.twimg.com/media/EhQ0PutU0AAL3ds?format=jpg&name=4096x4096

 

午前6:41 · 2020年9月7日

https://pbs.twimg.com/media/EhQ0PutU0AAL3ds?format=jpg&name=4096x4096

 

 

 

午後4:00 · 2020年9月7日

 

https://pbs.twimg.com/media/EhS0LGGVkAI-XpJ?format=jpg&name=4096x4096

 

ホタテとチリメンのペペロンチーノ

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My居酒屋かいて~~ん!(^^)!

あれこれしとったら、昼も夜もようわからんようになった!(××)!。

ホタテとチリメンのペペロンチーノ!(^^)!

アンチョビの代わりにコノワタを入れてみた。もう少し入れるべきだった。けど、いけますよ!(^^)!。

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黄門さまのハナクソマンキンタン

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【思い出のタイガーバーム
手に熱い湯がかかりヒリヒリする。こんなとき、あの塗り薬があればと思う。その名をマンキンタン(萬金油)。

20代後半に社内旅行で香港に行った。観光バスの中でしきりに小さな小瓶を持って、どんな痛みにも効く薬マンキンタン マンキンタンを連呼する。しかも安い。車内の多くが予約した。その僕もウチの父や妻の家族、友人にと10個くらい買った。

翌日に手渡されたマンキンタンを手にとった。スースーする。しばらくすると熱を持つ。ハッカ特有の現象である。説明文を読むと麻酔効果があると。なので軽い表面ヤケドには確かに効果があった。眠い時は瞼に塗ってシャキっとした。

薬局に行くと同じ小瓶があった。タイガーバームという名で売られ、龍角散から発売されていた。なんだ、日本にもあるじゃんか。

ところでマンキンタンといえば黄門さま。

八兵衛が「ご隠居、腹が差し込むんです。どうにかなりませんか?」。すると黄門さまが「どれ、ワシが良い薬をやろう」とクルっと背を向けてなにやらゴソゴソ。「さあ、これを飲むと良い。たちどころに治るであろう」。「ほんとだ、治った。ご隠居、これはなんという薬ですか?」。「ハチ、これはな、ワシのハナクソマンキンタンじゃ」。「げえ!(××)!」。

黄門さまの時代にマンキンタンがあっただろうか。タイガーバーム(虎標萬金油)の起源は1870年代に清の薬草商人・胡子欽によって、ビルマのラングーンで発明され、彼の死の床(1908年)で、息子の胡文虎と胡文豹に完全な製薬法が伝えられたと言われている(Wikiから)。

黄門さまは徳川光圀。1628年 - 1701年。72歳で亡くなった。タイガーバームよりももっと前の時代。

日本古来のマンキンタンは萬金丹。お伊勢参りの土産として600年も前から売られているそうだ。だから、黄門さまの時代にはマンキンタンは存在していたのだ。

さあ、あなたの子どもさんが急にお腹が痛くなった。あなたの鼻くそを丸めて与えてやると、八兵衛のようにたちどころに良くなると思い…ま…す…う~ん、知らんけど。くれぐれも、これは「お父ちゃんのハナクソマンキンタンじゃ」とは言わぬように。

 

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みぞれ酒 純米吟醸 玉乃光

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My居酒屋かいて~~ん!(^^)!

みぞれ酒 純米吟醸 玉乃光

注ぎながら凍っていく過冷却現象を狙ったのだけど、冷やし過ぎたのだろか!(^^)? スプーンがいるハッハッハ!(^^;)!

 

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