鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

連載「ゆうたの夏」第21話「ゆうたの両親が島に帰省」

第21話「ゆうたの両親が島に帰省」 「お父さーん! お母さーん!」お盆を迎え、ゆうたの父と母が島に帰省してきた。 フェリーのデッキから笑顔で手を振る二人に、ゆうたも全力で手を振り返し、声を張り上げる。タラップが降ろされるやいなや、ゆうたはまっす…

2025年 お盆を迎える

★精霊棚(しょうりょうたな)ことしもお盆が来ましたね。きょうは島の檀家を一軒一軒、泊清寺のお坊様が棚経(たなきょう)にまわられます。 お盆が近いと蝉が一斉に鳴き始めますね。ツクツクボウシが鳴くと夏の終わりを告げるようです。 ツクツクボウシ ツ…

石破総理と前総理の作法・不作法

www.youtube.com 現役のころ、スピーチの原稿をよく依頼されました。自分なりに勉強したことが懐かしいです。若い頃は雄々しきを「ゆゆしき」とカナを振った大失敗もありました。おお恥ずかしです。 さて、SNSでは「石破さんは終始うつむき、原稿を読むだけ…

同郷の友人の葬儀

沖家室島同郷の友人 藤本茂文くんが亡くなった。春から患っていたそうだ。昨日6日、広島県五日市市の葬祭施設で葬儀が営まれた。 穏やかな顔だった。 友人や仕事関係のたくさんの関係者が見送った。 会葬御礼をする喪主の奥さんのメモを持つ手が大きく揺れ、…

暑さ眠さも年の功 違うか💦

(和)柳井行く 如雨露の雨に 濡れそぼち 仮眠の夢に 道を忘るる 呑爺・Donjii きのうは久々に柳井へ買い物。 「きょうも暑いのう」と思ったけど、柳井に着いたら、ド~砂降りの雨の中~~ハッ!! (川)柳井まで 如雨露の雨で びしょぬれに 涼しくなったのは…

田原万智さん新刊「生きる言葉」

★田原万智さん新刊「生きる言葉 (新潮新書 1083)」すでにベストセラーとは、スゲーね。僕は短歌も和歌も大好きで、万智さんもファン。 僕も短歌に挑戦します。<そこで一句>名の高き万智の新巻 手にすればわれもいざ詠む言の葉の道 呑爺・Donnjii 松本昭司…

G取りboxでM取り

今年はまだMに咬まれていない。風呂場で駆除したくらい。Gも少ない。 咬まれないのはほとんど蚊帳の中で寝ていることもある。でも、お客さんがいるときは、蚊帳のない部屋で寝ることになる。 で、このG取りbox。実はGではなくてMも掛かる。 ブラックなんとか…

正露丸の威力

数日前、お腹を壊した。たぶん熱中症の症状だと思う。よく似ているというから。 だから正露丸を呑んだ。半日すると止まった。さすがは正露丸。 ところが副作用が起きた。降臨したのは3日過ぎてだった。さすがは正露丸。便秘を起こすのだ。 正露丸はもともと…

★母の命日 48年目の夏

墓参の帰り、新山住職がほうきで石段をはいていた。 「今年は蝉が鳴かんですねー」 「鳴いてましたよ」 耳を澄ませて「あ、ほんとだ」 「いや、あれは草刈り機の音」 (๑⊙ლ⊙)ぷ やだね、耳が多いから。(ง `▽´)╯ハッハッハ!! 松本昭司への連絡はこちら shouji108jp@…

探検家・作家 岡村隆さん ご逝去

www.the-miyanichi.co.jp 観文研で宮本常一先生の薫陶を受け、宮本一門のおひとりであった探検家・作家の岡村隆さんが7月9日に急性白血病で亡くなられた。享年76歳。 文章とはこのように書くものだと教えられた、勝手ながら師と仰いだ。実際にお会いすること…

連載「ゆうたの夏」その後

連載「ゆうたの夏」が止まっています。お盆バージョンを考えています。久々に会うゆうたと両親。ところがワタクシ、熱中症で頭がぼーっとしていました。ぼちぼち再開します。みなさま~お待たせして…、はあ?誰も待っちょらん?(๑⊙ლ⊙)ぷ 松本昭司への連絡は…

夏のコイワシ

★瀬戸内の初夏の肴小イワシの刺身。シゴがめんどくさいけど、手間暇かける甲斐がある。 水分を抜いているとこ。 松本昭司への連絡はこちら shouji108jp@gmail.com

ホンマグロ豊漁 TACが功を奏す

www.youtube.com TAC(漁獲可能量)の設定は有効だった番組内で組合長が口にしたTACという言葉。これはノルウェーなどの漁業先進国で早くから導入され、漁獲量の増加に貢献。日本の水産資源が衰退した原因として、このTACの導入が遅れたことが指摘されてきた…

連載「ゆうたの夏」第20話「航太の父の船で本土へ 霧に巻き込まれる」

第20話「航太の父の船で本土へ 霧に巻き込まれる」「なあ、明日さ、とうちゃんが本土へ海産物を卸しに行くんだ。一緒に行かないかって?」 航太の突然の提案に、ゆうたもさくらも目を輝かせた。「行く!」「行きたい!」二人の声が重なる。本土の街への期待…

魚は痛みを感じるか

興味深いテーマです。科学者たちの研究によれば、「魚も痛みを感じる」という見解が今では主流となっているようです。 個人的には、以前まで「痛みは感じないのでは」と思っていました。たとえば生け簀の中に、売り物の鯛と一緒に入れてはいけない魚がいます…

連載「ゆうたの夏」 第19話「お盆も近い干物づくりのある日」

連載「ゆうたの夏」第19話「お盆も近い干物づくりのある日」 朝のラジオ体操が終わると、ゆうた、航太、さくらは港へと足を急がせた。 目的は、航太の父が網でとってきた魚をもって干物づくりのために航太の家に運ぶこと。 「よう来たねー」と、日焼けした顔…

連載「ゆうたの夏」 第18話「猛烈な台風が島を直撃」

連載「ゆうたの夏」第18話「猛烈な台風が島を直撃」 朝、目を覚ますと、空は鼠色に濁っていた。風の音が少しずつ大きくなってきている。テレビでは「過去最大級の台風が接近中」と何度も繰り返していた。 「ゆうた、行くぞ」 祖父の声に急かされ、ゆうたは雨…

連載「ゆうたの夏」 第17話「夏祭り・ゆうたとさくらの心に芽生えた変化」

連載「ゆうたの夏」第17話「夏祭り・ゆうたとさくらの心に芽生えた変化」 夕暮れの潮風が島をやさしく撫でていた。神社の境内では、赤や黄色の提灯がゆらゆらと揺れ始め、ぼんやりとした明かりが夕闇に溶け込んでいく。潮の香りに混じって、焼きとうもろこし…

連載「ゆうたの夏」 第16話「肝試しの夜と古狸」

連載「ゆうたの夏」 第17話「肝試しの夜と古狸」 「ご飯食べたあと、肝試しに行かない?」 さくらが突然そう言い出した。航太が「また急なこと言うなあ」と笑ったが、ゆうたはすぐに「いいね!」と乗った。 「じゃあ、午後五時。神社の鳥居の前、集合ね」 日…

連載「ゆうたの夏」 第15話「再び秘密基地へ・洞窟は海賊のすみかだった」

連載「ゆうたの夏」第15話「再び秘密基地へ・洞窟は海賊のすみかだった」 朝の光がまだ涼しさを残している時間、ゆうたは航太とさくらと合流した。今日はあの洞窟に、もう一度行ってみようという話になっていた。 「父ちゃんに聞いたんだ」と、航太が自慢げ…

連載「ゆうたの夏」 第14話「航太とさくらの大げんか勃発」

連載「ゆうたの夏」第14話「航太とさくらの大げんか勃発」 さくらの家に向かったゆうたは、玄関の前でなにやら怒鳴り声を耳にした。 「なんでやってないのよ!宿題、昨日までにここまでって決めたじゃん!」 「うっせーな、知らねーよ!」 がらりと玄関を開…

連載「ゆうたの夏」 第13話「ゆうた、テンマ舟に挑戦」

連載「ゆうたの夏」第13話「ゆうた、テンマ舟に挑戦」 「テンマ舟、漕いでみたいって言ってたよな、ゆうた」 朝の港。潮の香りが風に乗って漂う中、航太がそう言って笑った。 「うん、やってみたい! 僕に漕げるかな?」 「当たり前だろ。さくらだって乗って…

連載「ゆうたの夏」 第12話「さくら、崖から転落」

連載「ゆうたの夏」 第12話「さくら、崖から転落」 「ねえ、あの山の上にある風車、見に行かない?」 朝の潮風が吹き抜ける中、さくらがふいに言った。 ゆうたと航太は顔を見合わせて、にっこりうなずく。 「ああ、あそこか。港からも見えるよね。行ってみよ…

連載「ゆうたの夏」 第11話「ハマチ大作戦」

連載「ゆうたの夏」第11話「ハマチ大作戦」 夜明け前—— 波の音がやさしく響く静けさの中で、ゆうたはふと目を覚ました。 「ゆうた、起きろー! 今日は大漁日和だよ!」 さくらが勢いよく蚊帳をめくった。島の空はまだ青白く、水平線がほのかに朱を帯び始めて…

連載「ゆうたの夏」 第10話「島の海水浴」

連載「ゆうたの夏」 第10話「島の海水浴」 「おッはよう、ゆうたー、航太ー。朝ごはんできたよー」 さくらの声が、蚊帳越しに響いた。島の朝は、セミのけたたましい鳴き声から始まる。 「うわっ、すごい音……」 「これが島の朝よ。夏の風物詩!」 さくらが笑…

連載「ゆうたの夏」 第9話「星空の下のバーベキュー」

連載「ゆうたの夏」第9話「星空の下のバーベキュー」 さくらの家の庭には、大きな木が一本立っていて、その下にテーブルと椅子が並べられていた。夕暮れの空にツバメが低く飛び交い、瀬戸内の夏の夕べが始まろうとしている。 「わぁ、いい匂い……!」 ゆうた…

連載「ゆうたの夏」 第8話「ゆうた磯釣りに初挑戦」

連載「ゆうたの夏」 第8話「ゆうた磯釣りに初挑戦」 (潮が満ちてきて洞窟に閉じ込められそうになった) 「昨日はほんと、焦ったよな」 航太が釣竿を肩にかけて岩場を歩きながら言った。潮の時間をしっかり調べた今日は晴天。波も穏やかで、海はまるで何事も…

連載「ゆうたの夏」第7話「海に消えた出口」

第7話 「海に消えた出口」「もうこんな時間か。潮が満ちてきとるな。帰るぞ」 航太の言葉に、ゆうたは洞窟の外へ向かって足を進めた。だが、さくらが立ち止まり、洞窟の入口を見つめて小さく声を漏らした。 「……え?」 ゆうたも顔を上げた。入口の岩の間から…

連載「ゆうたの夏」 第6話「洞窟の秘密基地」

連載「ゆうたの夏」 第6話「洞窟の秘密基地」 「こっちだ!ゆうた、遅れるなよ!」 先頭を走る航太の背中を追って、ゆうたは小道を駆けていた。さくらが時折振り返り、笑顔で励ましてくれる。 「大丈夫?転ばないでよー!」 島の北側、入り組んだ岩場を抜け…

長嶋茂雄さんの訃報

長嶋さんのご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。 野球オンチの僕でも、長嶋茂雄さんの名前くらいはもちろん知っています。昨夜からテレビもネットもニュース一色。時代をつくった偉大な方だったんだなあと、改めて感じました。 小学生のころ、クラスのほと…