鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

アカモク試食会

昨夜は海中景観研究所の所長 新井章吾さんを招いてアカモク試食会。
出張先の徳島からわざわざ駆けつけてくださった。

アカモクとは沖家室周辺でたくさん自生する海藻。
でも地元ではまったく知られていませんし、
まして食用になるとは。
ヒジキを採るときに似たようなものがある程度の認知度。
ところがこれがとても旨いというので、
海藻に詳しい新井さんにきてもらって試食会となったものです。
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ヒジキによく似ていますが実は違います

まずは地家室の漁師さん 福田さんに船を出してもらって雨の降る中、
藤本正明さんと新井章吾さんが乗り込んで採取。
そしてどんなものが質のいいものかを福田さんに伝授。

さて、我が小庵 鯛の里で試食会。
まずは軽く茹でて、
粘りを出すために包丁で叩く、
「ああシンド」。

「松本さん、私が替わりましょう」と藤本さん。
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叩けば叩くほどいいようだ。
すると納豆のように糸を引いてくる。

それでは試食。
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まずはポン酢、「これは旨い」。

マヨネーズ、「いまいちじゃね」。

和風ドレッシング、「旨いけどビミョー」。

三杯酢、「おお、これが一番いいねえ」。

次、イカアカモク和えをショウガ醤油で。
「んー、これは酒の魚じゃ」。
と、ここで純米吟醸「雁木」が登場。

ところで、

新井さん「これ混ぜ過ぎですね。泡がでてあまり美味しくなさそうにみえます」。

藤本さん「すいません、私が混ぜました」。

ハッハッハ!!

次。ペペロンチーニアカモク和え。

「んっ!! これはいい!!」と一同。

次、ヤズのごま醤油漬を熱々のご飯にのせてアカモクと混ぜる。
なんとも磯の風味がよくて至福である。
半分ほど食べて豆茶をそそいで茶漬け。
漬(ヅケ)の溜まり醤油を足して掻きこむ。
「なんか、ホッとするね」。
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このあとはアカモク談義で深夜まで論壇風発。

今回採ったのはまだ若いそうで、
もう1,2週間もすると旬だそうだ。
粘りもこんなもんじゃないとのこと。

このネバネバ成分もなにやらスゴイパワーも含まれていそうだ。

本来なら同席するはずだったふるさと里山救援隊の田中照敏さんだが風邪でダウン。
なぎさ水族館の大野圭司さんにも声をかけていたが子どもさんが風邪などで次回参加へ。
アカモク活用法まだまだま続きます。

ところで包丁を握っていたので肝心な皆さんの写真を撮っていなかった(>_<)。
これが「心のこり」。私バカよね~~。
 
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