鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

「闘う純米酒」の著者 上野敏彦さん

13.1.9
 
僕に日本酒の魅力を教えてくれた人がいる。
上野敏彦さん(共同通信) 佐田尾信作さん(中国新聞) 石田信夫さん(中国新聞)。
その中の一人、
共同通信論説委員宮本常一的視点で世を読み解く上野さん。
僕を最初に世に出してくれた人で、
宮本常一」関連で共同通信配信の記事が各紙の正月号でトップに扱われたことがあった。
 
いろいろな人にも引き合わせてくれた。
かつてIWC国際捕鯨委員会日本政府代表をつとめた小松正之さんがそうだった。
のちに周防大島郷土大学の講師をつとめて、
周防大島の漁業の再興を働きかけた。
 
上野さんの著書に「闘う純米酒」がある。
埼玉県の酒蔵「神亀酒造」が主人公。
戦後最初に純米酒を世に出した酒蔵だ。
闘いの相手は税務署。
醸造用アルコールという添加物を混ぜて造る酒に比べて純米酒は時間がかかる。
税の回収が遅れるから。

いまでこそ我々が日常的に呑む純米酒の陰には実はたいへんな蔵人たちの闘いがあった。
著書では他にも日本の古来の酒造りにも切りこむ。
この本を読むと昔の日本人はさぞかし美味い酒を呑んでいたのだろうと思う。

さて、その彼が西日本の取材の旅に出るから小庵「鯛の里」で呑もうと
取材先の高知から連絡があった。
9日の夕方さっそく伊保田港へ向かいに行った。
手にはしっかりと日本酒を提げていた。
 
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「闘う純米酒」と「塩釜 すし哲物語」の著者 上野敏彦さん。

お土産に上野さんおすすめの純米酒 浦霞宮城県塩釜)を二人でカラにし、獺祭も。
日本酒の話から世間の話まで日付がかわるまでしゃべった。
著書の「闘う純米酒」は一般の日本酒ファンにとどまらず酒づくりに携わる人にも読まれて刷数を重ねているそうだ。
この本を読むとアルコール添加物を使った日本酒は呑めなくなる。
平凡社ライブラリー1,300円税別
 
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