鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

舞台芸術監督 羊屋白玉さん

2013年2月20日
 
舞台芸術監督 羊屋白玉さんを囲んで呑んだ。
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東京に住む西山喬くんのハトコの知り合いが監督というご縁。
宮本常一」生地の周防大島を訪ねてゆかりの地を歩きたい、
その案内を西山喬くんがかってでた。
鯛の里で宿をとりたいと連絡を受けたがあいにく定休日。
ただ、この日は善根宿の日でもあったので、
たいしたことはできないことを了解いただいたうえでお出でいただくことに。
こんないきさつをfacebookで書いたところ、
藤本雅史くんも参加することに。
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牡蠣鍋をつつきながら舞台活動のお話しや宮本民俗学の話し。
監督も僕らも日本酒好きとあって一升瓶がいとも簡単に転がる。
監督の作品パンフをみると海外公演などを重ねている。
現代芸術作品の演出 脚本も手がけるという。
しかし監督の風情はいたってシンプルでおっとり。
しかも透明で風のように雰囲気をふかせる。
 
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そのうち部屋を暗くして坂本長利さんの一人芝居「土佐源氏」を聞く。
ところがCDがかからない。
壊れたか…。
すると藤本くんが
「CDが逆さまですよ」。
いやだね年とると。
「おかたさま おかたさま わしゃ…」。
なんど聞いてもきわエロい^^;。
僕はそのままくたばったようだ。
 
一夜明け、空は真っ青。
沖家室の島案内。
泊清寺の大イチョウ垂乳根(タラチネ)談義。
ようは垂れ乳のお話し。
ハッハッハ!!
フカ地蔵伝説。
そして路地を歩き
タイムスリップしたような古い町並みを味わう。
 
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案内の最終スポット、「宮本常一」の碑がある沖家室大橋のたもと。
「この橋は国民の税金で造られたもの。それに感謝を」
という宮本先生の助言をうけて設置した自然石のもとで記念撮影。
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「橋の袂へ記念碑などたてる計画もあるでしょうが、私は国民の税金によってできたものだから、『此(こ)の橋、全国同胞の協力によって出来ました。感謝します。沖家室島民』
というような碑をたててほしいと思います。政治家や知事の称徳碑はどこでもたてますが、世話をして口をきいてくれただけで一文も金をだしてはいません。金を出した者に対してお礼を言った例は公共事業にはないのです。ただ、目立たないようにし心あるものがそれを知ればよいと思います。すると大変心あたたまる橋になります」
【泊清寺住職新山玄雄さんに宛てた手紙。これは宮本先生生存中の最後の手紙となった】
 
柳井へ送っていくがてら周防大島の観光案内。
四ッ子島の美しさと浜でしばし風にあたる。
 
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柳井のうどん「釜屋」でゴボ天うどんの絶品に感激。
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白壁の町を一緒に歩き、江戸の香り残る町並みにひたる。
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これから大崎上島へ向かうとのこと。
JR柳井駅で再開を願ってお別れした。
白壁通りを一緒に歩きながら、
まったく風のような不思議で素敵な女性だった。
 
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742-2922 山口県周防大島町沖家室島
有限会社 沖家室水産
民宿 鯛の里(コイの里ではありません。タイの里です。タ・イッ!! )
 0820-78-2163 松本昭司
shouji@d3.dion.ne.jp
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