鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

サンゴの海のアカモク 商品化

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【記事はいずれも昨年掲載されたものです】
 
浅瀬に海面を覆うようにただよう褐色の海藻。
大きいものだと10メートルにも成長する。
岸辺を走るとペラに巻きつく厄介者。
その正体がアカモク
ホンダワラの一緒だろうとは知っていたが、
地元の漁師でさえその名を知るものはいなかった。
春に切れて流れて浜に漂着あるいは流れ藻となる。
役に立たないからガラモ。
ラクタの藻という意味だろうか。
ところによっては邪魔なアカモクだからジャマモクとも呼ぶそうだ。
 
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さてこのアカモク
ニホンアワサンゴの調査にやってきた海藻研究所 所長新井章吾さんが
 
「これ食べれます。美味しいんです。それにネバネバの成分がすごいんですよ」
 
そんな未利用な海藻があるとは面白い。
そんなわけで昨年の今頃、
それを試しに採ってきて試食会などを重ねてきた。
新聞などにも大きく取り上げれた。
今年はその商品化に取り組むことにした。
海藻とはいえ、なにせ動物のような生態を持つ。
雄株と雌株があり受精すると身が落ち、
切れて流れ藻となる。
受精する間際が成熟期で収穫のチャンス。
その期間はわずか数週間。
 
おととい収穫したものが持ち込まれた。
身も上々、メスは卵もパンパン。
それをすぐにシゴにとりかかり、
食用部分だけを袋詰めにした。
 
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周防大島和田の農家レストラン「げんき屋和(なごみ)」と
我が沖家室水産のコラボ商品として
ニホンアワサンゴブランド第一号だ。

写真がげんき屋和(なごみ)の佐藤さん。
なにかとお騒がせな夫妻である。ハッハッハ!!
冗談ですよ。素敵なご夫妻ですよ。
 
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これはニホンアワサンゴの群生するところで収穫した。
この一帯は潮は速くても波がおだやかなことから
良質なアカモクが育つと新井所長。
とにかく短期間が勝負。
ネーミングやデザイン、
値段や流通方法などはさておいて
とにかく収穫だ。
 
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