鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

海底湧水の塩づくり

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海底からの湧水を採取する新井章吾さん
 
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湧水が噴出する圧力で袋にたまって行きます
 
海藻研究所の所長 新井章吾さんが、
ニホンアワサンゴの生息地の海底湧水を持って来てくれたので塩をつくりました。
 
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初めてなのでこぴっと約1.5リットルを鍋で煮詰めました。
レシピはネットを参考にしました。
 
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煮詰めていくとシャーベット状になります。
水分がニガリの部分なのでフィルターでこします。
確かにニガリというだけあって苦かったです。
とれた塩がコーヒーフィルターにあるものです。
このままでも使えますが、
さらにサラサラにするためにフライパンなどで焼きます。
この場合はオーブンで焼いて水分を飛ばしました。
こんなにこぴっとしかとれないもんなんですねえ。
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【海底湧水について】
雨が山や土地に浸みこみ、時間をかけて海底に浸み出したものです。栄養塩を含んでいて植物プランクトンから動物性プランクトンを生み出して生態系の下支えをする枠割をはたしています。瀬戸内海の内湾の豊かさの所以ですが、高度成長のころから多くの浜が埋め立てられて護岸工事によってこの湧水の減少が瀬戸内の海の衰退の原因だと考えられています。海藻研究所の新井章吾さんが海底湧水にこだわるのはこのためです。
 
【新井章吾さんのはなし】
生物の研究者も含めて一般に知られていませんが、海岸付近の浅い海底から酸素と無機体の養分をタップリ含んだ海水(干潟の浅所などでは汽水)がごく一般的な現象として湧き出ています。松本さんの説明した土壌表面に近い不圧地下水の圧力で、地下海水が湧き出していると考えています。
新井さん出演の番組から
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?did=D0013771897_00000
都会の干潟 豊かさの秘密 ‐福岡 博多湾‐ | NHKニュースおはよう日本 | NHKエコチャンネル
 
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