鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

怪談 番町皿屋敷

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【鯛の里/怪談コレクション】から
奉公人お菊が神君家康公から拝領した皿を失くしたと旗本のあるじからとがめられ、
「もう一度数え直せ」と迫る。
一枚 二枚 三枚…、
十枚あるはずの皿が一枚足りない。
実はお菊に想いをよせる主の策略だったのである。
 
ところが身重だった主の妻が、
主とお菊の間を誤解してしまう。
それを誤魔化すために主はお菊を切りつけて井戸に投げ込んでしまう。
 
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じとじとした梅雨のある夜、
夜な夜な井戸から「一枚 二枚 三枚…」と皿を数えるお菊のか細い声。
九枚を数える最後にキャ~~~と悲鳴が上がり、
静まり返る。
そのたびに屋敷内に恐怖が走るのである。
 
人間国宝講談師 一龍斎貞水による番町皿屋敷
なにより怖かったのはこの人の顔だった。
 
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