「稲生物怪録(いのうもののけろく)」は、江戸時代中期の寛延2年に、現在の広島県三次市、備後三次の稲生武太夫(ぶだゆう)が体験したという、妖怪にまつわる怪異をとりまとめた物語。
当時16歳であった実在の三次の住人、稲生平太郎(武太夫の幼名)が寛延2年7月の1ヶ月間に体験したという怪異を、そのまま筆記したと伝えられている。あらすじは、肝試しにより妖怪の怒りをかった平太郎の屋敷にさまざまな化け物が30日間連続出没するが、平太郎はこれをことごとく退け、最後には魔王のひとり山本五郎左衛門から勇気を称えられ木槌を与えられる、というもの。
物語とはいえ、実際にあったこととして備後三次藩の正式な記録として残されたもの。
この稲生物怪録がクローズアップされた約20年前、当時の宮本常一記念館の学芸員木村哲也さんと同行した。当時はまだ公民館のような特設展示室という簡素なものだった。現在は「三次もののけミュージアム」として常設展示として公開されているが、まだ足を運んでいない。妖怪好きな自分としてはたまらない。
同地には日本画の巨匠 奥田元宋・小由女美術館や辻村寿三郎人形館もある。これもはずせない。
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