鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

高齢者の仲間入り

【高齢者の仲間入り】

高齢者から順番にとワクチン接種の案内がきた。対象は今年65歳を含むそれ以降の年齢の人。僕にも届いたので、改めて高齢者の仲間入りになったのかと少々切なくなった。

父が80半ばで認知症の症状が現れ、要介護度1と認定された。次の検査で3となった。デイサービスに通いだして症状は軽くなった。そして要介護度2に格下げ。90歳になるころは4。最高位は5。身体だけは元気だったので5にはならなかったのだろう。

その父の認知症状が出た80半ばまであと20年。もはやカウントダウンを考えないわけにはいかない。腹に決めているのは70までは車を運転したい。だからあと5年は宮本常一の足跡を訪ねたい。まだ見ぬ世界をみたい。そう思っている。70以降? その時まで生きていたら、また考えたい。

民泊の会場でいつも顔見知りの女性。オン年80歳。北海道まで車を運転して旅をしたという。いやいや、これはにはマイッタ。僕にはとても無理だろう。今でも2時間に一度は仮眠をしないとエネルギーが切れるのに、北海道など到着はいつになることやら。ならば交通機関を使えばと思うのだが、なにせ足が不自由なので広範囲には歩けない。障害者手帳を持っているので、半額メリットがあるくらい。

カウントダウン人生。まだ先の話だと思っていたが、終活の始まりと思えば楽しくもあり。ワクチン接種の案内がきて改めて思った。

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