韓流ドラマ「王の顔」をみました。史実を基にしたフィクションという触れ書きにも興味もちました。いやー、これもハマりました。
後継（世子／セジャ）をめぐって派閥が熾烈な抗争を繰り広げます。1590年前後、朝鮮王朝14代宣祖（センジョ）の時代。日本は秀吉の命で朝鮮出兵を繰り返し、朝鮮半島が壊滅状態に陥ります。王朝は明に援軍を要請し秀吉軍は反撃を食らいます。そして和睦のうえ、秀吉軍は撤退し1558年秀吉の死で出兵は終わります。
まあ、細かいことはドラマを観てもらうとして。史実を基にしたというので、ちょっと朝鮮王朝の歴史を調べてみると確かに忠実に描かれています。秀吉軍のえげつないこと、明（中国）の横暴さ。おまけに女真族ヌルハチという勢力にまで攻め込まれて、朝鮮半島の複雑な事情がわかります。これはちょっとした、おおざっぱではあるけども歴史の流れがわかり勉強にもなります。
さあ、この時代というと我が沖家室島はというと、1588年秀吉の海賊禁止令によって無人島であったと思います。1600年に関ヶ原の合戦があり、その6年後に伊予の戦国大名河野氏没落後その家臣であった一行がこの島に住み着きます。
最後の朝鮮王朝は、第一次世界大戦後1910年に日本に併合されて日本の統治下のおかれ508間年続いた朝鮮王朝が終わります。ちょうどこのころ、清王朝（今の中国）が日本の傀儡によって満州国が立ち上がり、清王朝が終わります。これは映画ラストエンペラーにもなりました。こうしてみると、両国の王朝滅亡とも日本が大きくかかわっています。
秀吉の出兵、西郷隆盛が唱えた征韓論、第一次大戦後の日本による統治。第二次大戦中は連行され、日本の敗戦によってようやく独立します。歴史を見渡すと、ずいぶんとひどいことをしたもんです。
