
★あわや…
大島大橋に近い三差路。国道に接続する旧道から一旦停止した車。国道側を走ってきた車がいるのに、旧道側の車が侵入してきた。国道側の車は急停止。ところが侵入した車は、そのまま平然と走り去っていった。
僕自身も何度かそういう目に遭った。大島大橋に近い周防大島町役場の前を走っていたときのこと。脇道から出てきた車が一旦停止をし、こちらの車を確認したかに見えた。次の瞬間、ためらうことなく侵入してきた。僕はクラクションを鳴らし、急ブレーキをかけた。ほんのわずかで衝突するところだった。その車は慌てて左に寄せて停車した。降りてくるのかなと思ったら、降りてこない。
僕は急いでいたため、そのまま通り過ぎた。通り過ぎる時に相手の運転席をみたら、高齢女性が固まっていた。バックミラーを見ると、僕の後ろを走っていた軽トラの運転手が車を降り、相手に注意をしていた。その軽トラのおじいちゃんも、僕の車に追突寸前だったに違いない。
どうして目視をしていながら侵入するのだろう。実は目視したその記憶がないのではないか。かつて父が認知症を患ったときの姿が重なった。「今」を忘れてしまうのだ。加えて、ぼーっとするほどの暑さ。
周防大島を走る人なら、同じような経験をした方も多いのではないか。高齢者ドライバーが多い周防大島。たとえ相手が一旦停止したとしても、もしかして侵入してくるかもしれないことを念頭に入れておくことが大事かも。
停止線 止まった記憶も 止まらない
呑爺・Donjii
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