鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

角打ち研究 広島

かくして周防大島角打ち研究会の広島視察は、
行列のできる角打ち生ビールの重富酒店店主の
美味い生ビールの注ぎ方に感動し、
外国人の一行とともに味わいました。
店主は聞きしに勝る生ビールの哲学者だった。
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そのご、かつて赤線地帯のふつくしいネオン街を通り抜けて、
最近注目を浴びているいわゆるエキニシへ。
JR広島駅前の西口界隈をさして駅西(エキニシ)。
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おそらく昭和初期であろう民家をそのままに、
ガタピシの戸を開ければ立ち呑みもあればショットパー、
お好み焼きなどが軒を連ねています。
福山市に「みろくの里」という昭和30年代を再現した
「いつかきた道」というテーマパークがあります。
そこはもちろん営業はしておりませんが、
エキニシは実際に営業をしている生きたテーマパークさながらです。
目当ての「岸本食堂」は満席のため、
近くの鉄板焼きの暖簾をくぐりました。
若い夫妻がやっているらしく、
古い建物と若い夫妻の取り合わせが面白い。
頑張ってねとつぶやきながら店を後にしました。
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このエキニシに対して、
広島駅ビルの中にあるショッピング街ASSE
いわゆる駅中(エキナカ)。
2階にある飲み屋街はなかなのもの。
立ち呑みあり、居酒屋あり、お好み焼きありと、
なかなか面白い空間。

我々はこの中のキッチン波平というお店へ。
魚中心の居酒屋です。
刺身の盛り合わせをひと品注文した。
酒をもうちょいいいのを置いてもらえれば言うことなし。
結構流行っていました。
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そしてチン電に乗って再び流川。
ちょっと一息つけるショットバーはないか。
あるある、あるではないか。
うす暗い空間にロウソクの灯り。
よいではないか よいではないか!(^^)!。
オッサンふたりがピザを食べて愛を語る。
やべてくれ~~!(××)!。
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並木通りを出て、
ねえ、腹減らない? 
目の前のお好み焼きに飛び込む。
さすがはお好み焼きの聖地広島。
いたるところにお好み焼き屋が軒を連ねる。
生ビで熱いお好み焼きを流し込む沈黙。

さあ、おなかもいっぱいになった。
そろそろ帰ろうか。
とぼとぼ歩く頭上には蟹の足がくねくね動くかに道楽。
アンタ、アホの坂田ちゃうか~。
あ~りが~とさ~~ん。
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と、こうして広島の夜はふけて行ったのでありました。

角打ちとは、
豆腐の角で頭を打つ(嘘ぴょーん@_@)、
酒屋の店先での立ち呑みをさすことが多いですけど、
やはり酒は店頭のカワキモノだけでは味気ない。
旨い肴も味わえる酒場を含めることも我が研究会では取り入れたいところであります。

今回は、ひとつの場所に根が生えるまで居座るのではなく、
街を散策しながら酔い覚ましで夜風にあたり、
気の利いた店があればふたたび暖簾をくぐる、
こうした気のままスタイルが良かったのであります。