鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

映画「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」

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「ラストレシピ」
いい映画だった。
フィクションではあるが、
満州という時代背景の中で、
軍部に悪用されるレシピを命をかけて守る天皇の料理人を描いたもの。
まるで実在した話のように展開していく。

映画のストーリーについては公式サイトを観ていただくとして、
今回足を運んだのは広島市西区のショッピングセンター
アルパークの一角にあるシネコン「109シネマズ広島」。
周防大島から一番近いシネコンかな!(^^)? 
広島中心部に入る手前なので車も少ないし、
駐車場もタダ。よく利用する。

かつて映画館は柳井にも岩国もあった。
中高生時代は柳井へ、
20代のころは宮島口に住んでいて岩国へ通った。
休日は映画観て、
昼飯くって、
パチンコとお決まりのデートコースだった。
たいてい男同士だけど…そういう関係ではない。
まだ回転すしが珍しかった「元禄寿司」に通ったものだ。
カニカマの握りを初めて食べて感動した。

今や映画ひとつも広島まで出ないと観られない半日仕事。
僕の小さいころは沖家室島にも青年会館という
映画も上映できる施設があった。
二階席もあった。
現在の洲崎公民館の前身だ。
小学生のころ、
近所のこの会館で「化け猫」が上映されて
震え上がった記憶が今も鮮明にある。

あれから半世紀、
地方は発展するどころか存続すら危ぶまれる。
そういえば先の総選挙で小泉進次郎さんが
「今の日本の繁栄は自民党だからできたのです」
と誇らしげにブッていたが、
それを言うなら、
地方の衰退も自民党がもたらしたものと自覚しなきゃ、
責任政党としての態度とはいえまい。

映画館の話にもどるが、
ケータイも切り、
暗闇の中で私語はおろか菓子袋の音さえはばかられるこの空間。
この集中できる空間は自宅TVではありえない。
そして思いっきり心のノビシロを広げる。
思いっきり(ToT)を流しても構わない。
暗闇だから大丈夫。
エンディングロールが終わるころには(ToT)も乾くから。
世俗と遮断するのだ。
たった二時間くらい、
たまにはいいだろう。

身体だってそうだ。
手足を縮こませているとこわばってしまう。
骨折して2週間ほど足を固定されて膝がまったく動かなくなり、
えらい苦労した経験がある。
たまには手足をいっぱいに広げて
隅々まで酸素を送らないと細胞は生き生きとしない。
心もそう。
たまには思いっきり泣いて笑って大きく感情を揺さぶらないと、
のっぺらになってしまう。

映画や演劇、
落語などの芸能文化は欠かせない心の栄養でもあるのだ。

公式サイト
「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」


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