2018-02-16 同じ92歳の違い 介護 #介護 トントントンと戸を叩く。 「またか」。 玄関を開けると父が立っている。 「誰かが迎えにきたんじゃが誰もおらん」。 深夜であろうと、 早朝であろうと真昼間であろうとおかまいなし。 妄想である。 「出かけるのは朝の9時だから」と、家に帰す。 夜道は溝にハマったら危ないので付いて行く。 この鯛の里に鍵をかけていない夜は、 スーッと入って土間にぼーっと立っている。 幽霊かとびっくりする。 週に半々でデイサービスとショートステイの利用。 日帰りのデイサービスが要注意なのである。 特養を申し込んでいるが、 10年待ちとも噂される。 ところで、 この週末土曜日は周防大島郷土大学の定例講義。 講師は沖家室の出身で宇部市在住の西村季芳さん。 郷土の歴史に詳しい。 御年92歳。 実はウチの父とは幼馴染で親友でもある。 沖家室尋常小学校まではクラスメイト。 そして母親同士がいとこだとも聞く。 父はかむろ鈎(はり)を打つ手先器用な漁師であった。 今や重度の認知症。 足元もおぼつかない、 もはやヨボヨボである。 かたや西村さんは現在も僕とfacebookでメッセージ交換をするほど明晰である。 この違いはなんだろう。 ------------------ 民宿 鯛の里のご予約、お問い合わせは 090-3743-0141 松本昭司 shouji@d3.dion.ne.jp 最新情報はtwitter ブログ最新記事 facebookページ