これは是非みておきたい映画。
太平洋戦争末期をむかえた1945年。
当時、日本の領土だった樺太で暮らしていた一組の家族。
ソ連軍が突然侵攻してきたことにより、追われるように江蓮てつ(吉永)と息子2人は、
夫(阿部寛)ひとりを残し、
北海道の網走に命からがら辿り着きます。
てつは、厳しい自然環境や飢えに苦しむ貧困と懸命に戦いながら、
息子2人を立派に育て上げます。
そして、ときは過ぎて1971年。
アメリカでビジネスに成功した次男の修二郎(境雅人)が、
15年ぶりに網走の地を訪れると……。
兄の姿はなく、老いた母だけが、
いまだ帰らぬ夫を待ち続けながらつまし過ぎるほどの日々を送っていました。
修二郎は、てつを引取り札幌で同居することを決めます。
が、てつは残酷な戦争の傷を心に抱えたままでした。
敗戦から高度成長にかかる日本の激動期。
家族が別れ離れになる前に、
樺太で初めて咲いた桜のもとでまた会おうと約束する。
その結末は。
吉永小百合さん120本目の映画。
北海道の過酷な自然と雄大な大地に咲く桜。
これはやはり劇場で。
脚本は北の三部作目も筆をとる那須真知子さん。
公式サイト
---------------