荘厳寺の住職 白鳥文明さんにいただいたクラシックギター(ガットギター)。
今まではフォークギターを使っていたけど、
最近はスチール弦の硬さに指先が負けるので、
優しいナイロン弦がほしいと思っていましたのでちょうど良かったです。
ところでギターの呼び方っていろいろあります。
エレキギターではないギターの総称。
フラメンコ、フォーク、クラシック。
アコースティックギターの略をアコギとも言います。
このギターを持つ人のことをずうずうしいアコギな奴という意味ではありません。
クラシックギターの略をクラギと言います。
それはない!(××)!。
クラシックギターはガットギターとも言います。
ガットとはかつては動物の腸で弦が造られていたそうです。
最近はナイロンが使われるようになりました。
でもクラシックギターでもスチール弦が使われているギターもあります。
ガットといえば、
我々の世代の高校生のころは、
テニスの糸をガットと言いましたね。
鯨のヒゲです。
すごく硬くて張るのに苦労しました。
ニッパーでパチンと切りますが、
切り口が尖っているので結び目を短く切らないと、
ボールがここにあたって穴がよくあいたものです。
このギター、白鳥さんが学生時代に使っていたそうです。
青春が詰まっていますね。
大事に使わせていただきます。
ありがとうございました。
ところで、
ギターのホールから作者の名前が見えます。
極上手作
彌生
〇入かずを作
矢入一男、オォォーーー!! w(゚ロ゚ 矢入ギターの創業者。
以下ウィキから↓
「1970年代から「Alvarez yairi」(アルバレツ・ヤイリ)の商標でアメリカで販売され、好評をもって受け入れられポール・マッカートニー、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、リッチー・ブラックモア、カルロス・サンタナなどの欧米のミュージシャンが使用している。
日本国内でも評価が高まり、近年は浅井健一、長渕剛、向井秀徳、GLAY、BEGIN、桑田佳祐、松本孝弘、矢井田瞳、エレファントカシマシ、橋本絵莉子、山根万理奈など、日本のミュージシャンの使用例も多数ある」
白鳥さんに聞くと
「そ、そんないいギターじゃないと思うんだけど、なあ。
確か質屋で光っていたので求めたことを覚えています。
ジローズと同じ舞台で、
グループで出たことがありますが、
ボーカルで、
ギターは飾りみたいなものでした^o^」
むむむ…、今の若者にジローズは知らなくても、
「戦争を知らない子供たち」は知っているだろう。
この曲が発表されたのが1971年。
となると、
このギターは矢入一男手作りの初期のものなのかもしれない。
確かに白鳥さんおっしゃるように、
木の材質も塗装もそれほど豪華なつくりではなく、
むしろ荒ッ削りな感じがする。
でも、のちに世界的なミュージシャンが愛用する名器と成長する初期の作品であるとすれば、
これはヤイリギターの歴史を物語る貴重なギターなのかもしれない。
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