鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

俳優 常田富士男さんとまんが日本昔ばなし 「ふか地蔵」


まんが日本昔ばなし 1106【フカ地蔵】

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俳優の常田富士男(ときた・ふじお)さんが亡くなられたとニュースで知りました。
まんが日本昔ばなし市原悦子さんとナレーションを担当した人です。

このシリーズには沖家室に伝わる「ふか地蔵」の伝説も一話に取り入れられています。
味わい深い語りはyoutubeでも観ることが出来ます。
残念ですね。
ご冥福をお祈りいたします。

ふか地蔵様は泊清寺左のお堂に奉られて、
今でも海のお守りとして深く信仰されています。

常田さんといえば、こんな面白い話も残されています。
作家高山文彦さんとペシャワール会の福元満治さんの対談の中にあります。
(一部抜粋)
高山:それにしてもベロベロに酔っ払った俳優・常田富士男さんの口上は可笑しかったな。〈エー、日本国じゅう村おこし~村おこしといってはしゃいでおりますが~、村は~、起こしちゃいけません〉と言ったきり、本人が寝ちゃう(笑い)。
福元:あれは故・網野善彦先生を勉強会に招いた打ち上げの席のこと。常田さんが偶然現われて、『まんが日本昔ばなし』のあの口調で「村は~起こしちゃいけません」とやって寝てしまった(笑い)。日本国中同じようなアイデアで活性化をいえば、村も街ものっぺらと均質化するだけ。多様性や豊かさは、むしろ反時代的であることで培われる。
高山:それこそ苦海浄土ペシャワール会も誰が決めずともそこにある。大陸に近い地勢条件や歴史背景はあるとして、ヘンにいじらないでこその九州性です。

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