鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

お天気急変

 ゆうべ(3/15)午後7時半ころ、雨戸が急にガタガタしはじめて、急に停電となった。しかしそれも5分もたたないくらに点灯した。外は小型台風並みに荒れているようだ。車を上にあげておいて良かった。
 どこかで落雷でもあったかなと思ったら、田布施の友人のFacebookで何度か落雷があっと書いてあった。方角が周防大島の方向だと。
 周防大島周防大島アルプスといわれる文珠山 嘉納山 源明山 蒿山などの600メートル級の山が連なる。だから気圧が不安定なとき、山裾の国道は天候がガラッと変わる。
日良居という地区がある。日前(ひくま)・油良(ゆら)・土居(どい)の三つの地区を総称して日良居(ひらい)という。セブンのコンビニがあるあたりだ。
この背後に蒿山(だけさん)がある。ハングライダーの基地があるところ。このあたりを走ると天候が急変する。急に雨になったり、急に雪が降りだす。
 ときに数年に一度雪が積もる。ここを過ぎて、我が家のある沖家室島へは白木半島をとおる。ホテル・サザンセトのある片添えが浜のその先の半島のこと。このあたりにくると、先ほどの雪がうそのようになくなる。沖家室に入るとまったく別の穏やかな景色にかわる。 
 これは私見ではあるが、まずは海水温の関係があると思う。暖流の黒潮が豊後水道から流れ込み、この島に到達する。冬となると外気温よりも海水温が高くなる。いわば湯たんぽ。だから霜が降りることはほとんどない。雪は降っても積もらない。植物の分布をみても亜熱帯に属するそうだ。アコウという亜熱帯植物の北限にあたり、天然記念物に指定されている。
 魔山(地図では本山)という山はあるが、たかだか160メートルなので、天候にそれほど影響するとは思えない。さらに、台風などの南の強風は南西沖にある平郡島に遮られ、北の風は周防大島本島が遮る。平郡島のさらに西にある祝島は遮るものがない。ここには練塀という、沖縄に観るようなぶ厚い外壁で家を守る構造となっている。いかに風雨がすさまじいかがわかる。それに比べると我が沖家室島がいかに恵まれた位置にあるか。一年を通して温暖であり、暮らしやすいというのは、こうした地理的な位置が関係しているのだと思う。

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