鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

拙著「(忘れられた日本人)世間師ーショケンシかセケンシか」が「宮本常一講演選集」電子書籍に収録

「宮本常一講演選集全8巻」農文協がAmazonから電子書籍化するそうです。 第7巻「日本文化の形成」別冊の月録に掲載されていた拙著「(忘れられた日本人)世間師ーショケンシかセケンシ」も本編巻末に収録されることになりました。バンザイ!(^^)! 発行は10月…

人がいなくなると野生のすみかに

原発事故で非難した地区に猿が繁殖 人がいなくなると野生動物の住処になるんですねえ。周防大島もイノシシが夜に闊歩する。 空き家も放置すると動物の住処になる。ウチがそうだった。父が死んだあとの空き家に狸と猫が棲みついていた。 最後の闘いは猫だった…

50年ぶり阿蘇へ

ちょっくら阿蘇。あっそう٩( ᐖ )۶コケッ 中学の修学旅行以来だけど、その時は霧の中で10メートル先も見えなかった。防空壕だけは見えた。 あれから50年。やっと観れた。快晴!(^^)!。ムトーハップの臭いがした。 松本昭司への連絡はこちら shouji108jp@gmail.com

高石ともやさんと村崎しゅうじさんのサイン

このサインは2005年(平成17年)のもの。周防大島の(どこだっけ?)、高石ともやさんと猿舞座の村崎修二さんとのジョイントライブが行われ、その翌日に泊清寺で一緒にお食事をしたときに書いてもらったもの。 恐縮だけど、ちょっと解説しますね。このサイン…

高石ともやさん訃報

高石ともやさん訃報 なんども島に来てくださり、泊清寺でライブをしてくださった。泊清寺本堂での打ち上げは楽しかった。 こんなことがあった。島のあるところでライブを予定していた。ところが音響はカラオケセットだったことが直前にわかった。 「それは……

母の命日 45回目の朝

母の祥月 45年目の朝。逆光ではあるが、後光でもある。(ง `▽´)╯ハッハッハ!!去年は蝉が鳴いていたけど、今年はまだ。 pic.twitter.com/ydSVTucwNA — 鯛の里/松本昭司 (@taitanuki) 2024年7月21日

田舎の生活費はバカ高い

president.jp 親が高齢となったため、神奈川から青森に移住した女性の手記。生活費のバカ高さに驚いたという。 内容は読んでいただきたいとして、山口県の最南端に近い島暮らしをしている身として同じ思いがする。 例えばこのあたりで一番の都会は柳井。とり…

島のエアーズロックは海の中

オーストラリアの世界遺産「エアーズロック」は、地上に出ている部分は全体のわずか6%で、残り95%は数キロに渡り地中に埋まっていると言われている。 そう考えると、海もそう。例えば僕の住むこの沖家室島も、海上に突き出ているのはほんのわずか。 小さい…

2000年放送 NHK人間講座 佐野眞一「宮本常一が見た日本」

2000年に放送された、佐野眞一さんナビゲーションによるNHK「人間講座 宮本常一が見た日本」。テキストが見つからないので、映像からタイトルを拾った。 1回 旅する巨人を生んだ島 2回 父から受けた十か条 3回 民俗学者の誕生 4回 旅のスタイル 5回 海からみ…

タツノオトシゴはメスが卵をオスに産み付ける

タツノオトシゴはメスがオスのお腹に卵を注入し、オスのお腹の中で受精して子どもを産む。 子どものころは網に乗ったタツノオトシゴを持って帰り、家の水槽で飼っていた。でもいつのまにかいなくなっていた。他の魚が食べたのだろう。 www.newsweekjapan.jp

海が遠くになった

愚痴 最近は魚を買わないと食えない。子どものころは父が網を引いて帰ると、ラジオ体操後に船に乗る。不要な虫などを取り除くと、生け簀の中はザコやエビやカニとかタコやイカが残る。エビは撒き餌なので、それは残してあとは家に持ち帰る。30センチ級のジャ…

フィッシングパーク光 孫っちと釣り

先日、孫たちを連れて光市のフィッシングパーク光に行ってきた。 コンディションとしては、小潮の干潮で悪い。でもヤハンや小鯛が数匹程度だったけど子どもたちは大満足。から揚げにしたら旨かったとLINEが入った。 隣の親子連れの母親に大きな鯛がヒット。…

4月3日 島は花の節句 だった

4月3日は花の節句 島はこの日を花の節句と呼んでいて、僕が子どものころは親子や近所で集まってお花見。漁家は近所の人と船で沖の水無瀬島に渡ったり、そうでない家は島の裏(洲崎地区は一本松、本浦地区は長瀬)へ山越えして磯で大宴会。 花の節句とはいえ…

宮本常一著「土佐源氏」のひとり芝居 坂本長利さんが亡くなられた

俳優の坂本長利さんが亡くなられたことを、プロデューサー仲村さんから知らされた。 宮本常一著「土佐源氏」のひとり舞台。上演回数は1200回を超えた。宮本先生の故郷、周防大島公演は僕の知る限り3回。公演時はいつもこの沖家室で過ごされ、小庵鯛の里は坂…

こだわりの揚げ豆腐

旨いオデンのセットを求めて、有名どころの練り物を買い求めていたけどなんとも送料が値の半分を占める。 僕としては、メインは揚げ豆腐とコンニャク。練り物はそもそも市販を期待していない。友人の鮎ちゃんおすすめのヤマサは旨かったし、長崎清水(メーカ…

想いでのキムチ鍋

チゲ キムチ鍋(チゲ) 僕がまだ20代のころ、だから40年以上も前の話になる。1980年代の昭和でいうと55年ころで、ルービックキューブや漫才が流行ったころだった。ポカリが発売されたころと言った方がわかりやすいだろうか。 JR大竹駅から広島方面へ向かって…

3月5日は父 春久の命日

3月5日は父 春久の命日(2019.3.5)。来年は七回忌を迎えます。早いものです。 3月5日は父 春久の命日(2019.3.5)。来年は七回忌を迎えます。早いものです。 松本昭司への連絡はこちらへおねがいします shouji108jp@gmail.com

揺れなかった地震

きょうの午後3時24分に発生した地震速報があった。そのときF南放送(南海放送FM)を聞いていた。「地震速報です。大きな揺れがきます」、そんな放送だった。そのときにガサガサと音がした。「来るぞ」と身構えた。しかし揺れは来なかった。考えてみると、ス…

ジジイのクリぼっち

知り合いのオッサンと外でバッタリ会って 「松もっさん、クリスマスはどうへるんで」 「70手前のオッサンがクリスマスもなんもあるかいね。(ง `▽´)╯ハッハッハ!!」 そうは言いながらも、毎年ケーキだけは買うちょる。 そういえば、ひとりぼっちのクリスマスを「ク…

父と岩ガキの思い出

牡蠣殻の山をみていると、父を思い出した。 磯から岩ガキをいっぱい採ってきたものの、殻がいっそ開かん。蒸しても開かん。ならばもっと火を通すしてコジ開けたら、なんと親指ほどしかない。クソっと思い、シンクの横にブチ投げとったら父がやってきた。 「…

花火は望遠で撮らないで

花火ファンの僕は全国の有名な花火映像コレクションがある。やはり圧巻は長岡。好きなのは自宅の目の前であがる宮島花火。 最近はYouTubeの画質も4kが観られるなどで、DVDを買うことはなくなった。 宮島花火の圧巻はフィナーレのスターマイン。これは連続打…

我が家のウニ漁

【我が家のウニ漁】 国産のウニ資源が枯渇し、今はチリ産ウニが主流だという記事を読んだ。 我が家のウニ漁と出荷が本格的になったのは、僕が小学5・6年生のころだった。 父がイサリで伝馬船に高く積んだウニを持ち帰り、割る→振り洗い→身を繰り出す→ゴミを…

美保関 えびす様の総本宮

島根県の境港を通り過ぎると島根半島があり、その先端に美保関灯台があります。絶景ポイントで、僕はこの景色が好きで過去4回行きました。 途中、小さな漁港があります。美保関漁港。そのひなびたたたずまいは、漁港ファンにとってはたまりません。でも一度…

高市大臣VS栗山監督にみる上司の鑑

www3.nhk.or.jp 【高市大臣VS栗山監督にみる上司の鑑】 野球のことなんかナンノコッチャ、というくらいわからん僕でも村上選手のサヨナラヒットはコブシを振り上げた。2塁1塁の選手が走り抜け、二人目がホームベースを踏んだ瞬間球場はちゃぶ台をひっくり返…

周防大島の正式名は果たして屋代島なのか

国道から見た大多麻根神社(おおたまねじんじゃ)・周防大島最古の神社 【周防大島の異名・屋代島】 周防大島の正式名称は「屋代島」である、という表記をよく見かける。果たしてそうだろうか。いつも疑問に思っていることだ。国土地理院では確かに正式名称…

父の命日丸4年

この写真は2001年1月に共同通信の連載企画「どっこい生きていく―高齢化率日本一の町で」3回続きの(下) 生涯現役が誇りのお年寄り タイとミカン、美味伝える」に掲載されたもの。撮影は上野敏彦記者。 3月5日は父の命日。2019年に旅立って4年が経ちま…

簡単な箸置きづくり

割りばしの袋を使った箸置きはおしゃれだったり、中には芸術かよと思わせるなどいろいろあります。 箸置きがないときの、箸袋を使った簡単な箸置きの作り方。 袋を人差し指に巻き付けて、ワッかになった淵を内側に織り込むと画像のように箸置きになります。 …

春一番 吹く

2月19日は春一番が吹いたそうですよ 気象庁は19日、山口県を含む九州北部と四国で、「春一番」が吹いたと発表した。いずれも昨年は吹かず、2021年2月20日以来となった。気象庁によると、低気圧が発達しながら日本海を東寄りに進み、南風が吹いた。…

「福島菊次郎 あざなえる記憶」那須圭子著

福島菊次郎さんをして、「自分の立ち位置がわかる」と聞いたことがある。 もう20年以上も前、下関の写真館を訪ねた。挨拶をすると、こんな至近距離と思うほど前に立った。一歩前へ、これがプロのカメラマンなのかと思った。 「僕はね、不器用だから同じとこ…

周防大島郷土大学2022年度講座 畑中章宏先生

周防大島郷土大学2022年度講座 〈2022年の宮本常一〉全3回 第3回 宮本常一とSDGs 講師:畑中章宏 日時:2023年1月29日(日)14:00から 会場:東和総合センター大ホール(山口県大島郡周防大島町平野269-44) 受講料:1,000円(18歳以下は無料) 主催:NPO法人周防大島郷…