【7日間ブックカバーチャレンジ】6日目
「網野善彦を継ぐ。」赤坂憲雄・中沢新一著
五木寛之さんが「一番面白いのは対談ですよ」と言われたことがあります。確かに、相手がどのような変化球を投げてくるかわからない。だからどんな答えを出すかはその場にならないとわからない。そんなリアルな、しかも民俗学をリードするふたりの対談は読みごたえがあります。
網野善彦を肴にした学者の対談はいかにも堅苦しそうですが、これが抱腹絶倒もの。しかも、中沢さんは網野さんの甥にあたるわけで、素顔を知っているわけです。日本を代表する著名人もたくさん登場して、コミカルな一面も紹介されて、ワタシャ、声を出して笑いました。
赤坂先生が松庵で呑んだとき、「先生、これって笑いましたよ」と伝えると、「そうだろう。面白いだろう」と大笑いしたことがあります。
#7日間ブックカバーチャレンジ