鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

酒つうのお店「いぶしぎん」広島流川

イメージ 1
上記は鯛の里の山口県のお酒

イメージ 2
      広島流川 居酒屋「いぶしぎん」
イメージ 3



鯛の里においてある山口県のお酒。
いずれも県を代表する純米もしくは純米吟醸

近年、山口県のお酒が注目を浴びている。
でも、酒ツウに言わせると、ときに!(^^)?マークもつく。
とくに燗酒ブームの到来かと言われる昨今、
山口県に押され気味の他県からの個性的な酒の巻き返しもあるだろう。

友人の洲澤育範さんは、
「どの酒がいいかは呑む人が決めるものだ」と言い切る。
そりゃそうだ!(^^)!。

先日、この沖家室出身で広島在住の藤本茂文くんが歓楽街流川のある居酒屋へ連れて行ってくれた。
居酒屋「いぶしぎん」。
店内には酒ソムリエの証である「広島煮酒倶楽部」のプレートが架かる。
夫婦が切り盛りする。

「酒は燗にすると香りがたつんです」と、店主。

メニューにある日本酒を次々と頼む。常温と燗のハーフでいただいた。
温度によってこんなに違うのかと驚いた。
燗酒も久しいがいい。
どれも個性がある。
店主は僕と茂文くんの酒談義の途中に話に入ってくる。

「酒は米が持つ香りが大事。しかもその酒にあう温度がある」

最初は控えめだったが、
そのうち薀蓄がドンドン熱くなる。
厨房では奥さんが燗をつける。
肩付近から腰あたりまで酒を落とす。
まるで相棒の右京さんの紅茶を入れるシーンのようだ。
まさに燗冷ましの妙技。

肴は、僕が肉系がダメなので事前に茂文くんが魚系のコースを頼んでくれていた。
僕にとっては単品でつまめる量がちょうどいい。ヤズの漬け、
〆サバ、青魚の味噌タタキなど数種類の小鉢。
個性の強い燗酒にはこれがあう。
あえて生の刺身は出さないのかもしれない。
そういえばフレンチのシェフでもあったか。

メニューにある酒をみてハタと気が付いた。
広島 島根 鳥取の酒はたくさんあるけど山口の酒はひとつもない。
なぜ!(^^)? と聞くと、

「うーん、山口の酒はどうも…」

広島 島根 鳥取の三県の酒を燗にして交互に呑みながら、
山口の酒を置かない訳がわかってきた気がする。
なるほど、僕が好きな広島の銘酒「雨後の月」がないのも、
山口県の酒とよく似たスッキリ系だからか!(^^)?。

今回のコースは2,000円にお酒代と、このお安さ。

この続きはまたの機会に。まずは山口県のお酒を。

このほかにも山口県のお酒を挙げておきます。

獺祭
東洋美人
長陽福娘
金雀
三好
ゼットファイブ
おおみね
カネナカ
山縣
原田
阿武の鶴
寿
男山
ねね
金冠黒松
山猿
龍の尾
八千代

---------------
美酒亭 鯛の里のご予約、お問い合わせは
090-3743-0141 松本昭司
shouji@d3.dion.ne.jp