鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

ひと昔なら体験メニューはコエカタギ?

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※ネット上から拝借しましたm(_ _)m
 
お客さんに言われた。
 
「超田舎の沖家室島の民宿に泊るんだからポットン便所と五右衛門風呂は当然だと思った。ところが来てみるとトイレはシャワー付きで風呂も都会と変わらない」
 
と、ちょっと拍子抜けした様子。
ガッカリしたのかと思いきや、
子どもにはそういう体験もいいかなと、
「覚悟」してきたと。
しかし内心はホッとしたと。
 
僕は戦後10年後に生まれた昭和31年生まれ。
小学生のころの昭和40年代。
トイレはまさに大きな壺に板を渡しただけの簡素なもの。
足を踏み外せばクソまみれ。
ポットンと落とせばおツリを避けるためサッと尻を持ち上げる。
 
今、体験ツアーがブーム。
昭和40年ころの家はまだ残る。
そういう暮しをしている家もまだある。
案外子どもたちは面白がるかも。
ご免こうむりたいのは親かな。
 
「体験」も御上からつくられたブームだから「三日 三月 三年(みっか みつき さんねん)」かもしれない。
グリーン・ブルーツーリズムから体験修学旅行へと移行し、
担当課も農水課から観光課へ。
グリーンツーリズムの名はほとんど聞かれなくなった。
それをどうこう言うつもりはない。
これをとっかかりとして、
下からどう自力で積み上げるか。
沖家室も水洗にしている家は両手の指くらいかな?
実家はいまだポットン。
でも橋が架かりバキュームカーが入るようになって楽になった。
それまでは肥タゴを担いでいたコエカタギ。
もし時代がそのときなら、
コエカタギが体験のメニューだろうか。
 
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742-2922 山口県周防大島町沖家室島
有限会社 沖家室水産
民宿 鯛の里(コイの里ではありません。タイの里です。タ・イッ!! )
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