鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

柳井の竜宮伝説で活性化

イメージ 1
【13.12.14中国新聞岩柳版】
 
平生町の般若寺に伝わる般若姫の伝説。「約1400年前、九州から都を目指した般若姫が大畠瀬戸で嵐に遭い、身を投じて沈めたとする物語」(本文から)。

高校在学中、グループ学習で「時事問題研究会」の座長をつとめ、瀬戸内に伝わる伝説を取り上げた。そのひとつが「般若姫」だった。この他にも沖家室に伝わる「鰐(ふか)地蔵」。阿波に伝わる清少納言の伝説はのちに知ったがいずれも主人公は瀬戸と女性。

般若姫と清少納言は自らの身を投げた。鰐地蔵伝説は少女に見立てた御供を投げ入れて鰐地蔵に懇願して難を免れた。不思議なことに、その瀬戸には見事な瀬戸貝が存在する。清少納言は漂流して辿りついた浜であまりにも美貌に情交を迫られて自らの秘部を投げ入れ、身を投げ入れた。その後瀬戸貝がとれるようになったという。般若姫の場合は定かではないが、大畠の瀬戸貝が良質なことは業界ではトップクラス。沖家室の瀬戸でも大量に密生している。

つい先日、柳井市観光大使に選ばれた みやもとひであきさんから
電話をもらった。広域連携で県東部の振興が図れないか。鯛や瀬戸貝など地元産品にまつわるストーリーでバックアップして。大賛成である。柳井と周防大島の観光ボランティア・ガイドが連携する手もある。

龍宮伝説をはじめ、茶臼山古墳と熊毛王、古事記にも登場するイザナミイザナギが島産みした周防大島 大多麻流別(おほたまるわ
け)、鰐地蔵など、ロマン溢れる素材は事欠かない。

とりわけ般若寺 福嶋住職の熱い語りは欠かせない。ただしヤケドにご用心、かも。
 
☆★☆★☆★☆★☆★
742-2922 山口県周防大島町沖家室島
有限会社 沖家室水産
民宿 鯛の里(コイの里ではありません。タイの里です。タ・イッ!! )
 0820-78-2163 松本昭司
shouji@d3.dion.ne.jp
★島のお買いもの便 http://www.d3.dion.ne.jp/~shouji/okaimono.htm
★「よう来たのんた沖家室」http://www.h3.dion.ne.jp/~kamuro/
★鯛の里HP http://www.d3.dion.ne.jp/~shouji/tainosato.htm