鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

特養の父を面会に

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【面会】
年末までに面会をと思って特養に顔を出した。
ついでに使わなくなった車イスやたくさんの肌着も引き取っていただいた。
とても喜んでくださった!(^^)!。
父はというと、部屋に入ると眠っていた。
着替えなどを引き出しに入れる音で目が覚めた。
ジッとみていた。
恐らく誰かわからないのであろう。

「ご飯はちゃんと食べちょる!(^^)?」
「ああ、食べよる。オイシイ」

小さな会話の途中、担当の職員が入ってきた。

「着替えとか持っていらしたんですか?」

「ここに持って来たのを入れておきました。
よろしくお願いします。
ところでひたいに絆創膏を貼ってありますが、
ぶつけたりしたんですか!(^^)?」

「それがわからないんです。
夜は自分でトイレに行くことがあって、
そのときにぶつけたんじゃないかと。
でも、たいした傷ではありません」

…そうか、自分でトイレに。
ちゃんと歩けるのだ。

「これ、お菓子なんですけど、
一度にやると一度に食べるので小分けしました。
あずかっていただいて、
いいですか!(^^)?」

「春久さん、お菓子いただきましたよー。
よかったですねー」

「ほーお、そりゃそりゃ」

…表情がパッと明るくなった。プ(●≧∪≦)

「またくるけんね」
廊下を歩きながら、職員と会話。
「僕は沖家室の町営住宅にすんでいるんですよ」
「ありゃ、そうですか。ウチは鯛の里です」
「知っていますよ。泊清寺にもよくいきますから」
「そうですか。前を通ったときはよってくださいね」
ここの職員さんはとても明るい。
声もよくかけてくださる。
人気の高い訳がわかる。

年が明けると父も93歳。
お迎えもそう遠い日ではなかろう。
来年はもう少し面会を増やそう。
お菓子でパッと明るくなった顔をみに。