鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

マブタのイナズマ

f:id:taitanuki:20210823122544j:plain

【マブタのイナズマ】

左目がかゆくなり目の淵をカリカリと掻いてやった。ついでに目のまわりを引っぱったり回したりしてマッサージ。

すると目の前に雲のようなモヤが浮かんでそこだけボケる。それから数分すると、今度は目の端にイナズマのような光が出てきた。目をつむると鮮やかに光る。こりゃえらいこっちゃ、目ん玉に雷が落ちたか。ネットで調べると、加齢と共に網膜の異常でよく起こるらしい。放っとても治るが、治らない場合は網膜剥離脳梗塞の可能性があり要診断とのこと。

おいおい穏やかじゃない。しばらくじっとしていると10分後には何事もなかったように収まった。あ~良かった。

10年前には右目の手術をした。翼状片(よくじょうへん)といって、目の白い部分が異常増殖をして黒目に覆いかぶさるという病気。欲情の病ではない。

手術は、黒目にかぶさった白目をメスで削っていく。術中は、眼球を風船に例えると散髪の実習で髭を剃る感じ。キュッツキュと音がする。麻酔をかけているので痛みはないが、目は見えたまま。

目の淵にワッペンのようなものを貼り瞼を固定する。「麻酔をかけますからねー」と言われ、点眼液を数的落とした。しばらくすると感覚がなくなった。「目を洗いますからねー」と言われ、指を目に突っ込んでグリグリひっかきまわす。頭がクラクラした。これには参った。

術後は雲が晴れたようにスッキリと見えるようになった。おまけに見えてはいけないものまで見えるようになった。

もし僕がある一点をジーっとみていたら、それはアナタの知らない世界です。(;゚;ж;゚; )ブッ.