鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

朝ドラ ひよっこを観て

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朝ドラ「ひよっ子」を観ながら、地方から出てきた若者たちがアパートに暮らし、台所・トイレは共同住まい、なんだか若かりしころを思い、胸がキュンとします。
まだ20代前半、大きな一軒家に男4人が民家を借りて住んでおりました。各部屋から玄関先やトイレに行くとき台所を通ります。台所に大きなテーブルがあってそこで、それぞれが料理をつくったり、惣菜を買ったりして食べます。
僕が仕事を終えて、音楽活動なんかを終えて帰るのはだいたい10時ころ。刺身や竹輪などのツマミでグラスをカラカラ言わせて呑んでいると、その音に誘われて誰かが座り、ひと話してツマミを一口つまんで行きます。また他の誰かがトイレに行き、部屋に帰るときに座ってひと話してツマミを一口つまんで部屋に帰ります。結局自分のツマミも一口。それは結婚しても続いて、夜遅く帰って一杯ひっかけていると、子どもたちが起きてきて一口つまんで行くのでした。
そういえば深夜、父が夜漁り(よいさり)から帰ったあと、突いたカニなどを湯がいてツマミしておりました。するといい匂いがするので起きて父の横に座り、カニを半分くらい食って寝床に入るのでした。おもしろいものです。
さて話は戻って、若いころの共同生活ですが、休日となると音楽好きの仲間が集まって呑み会になります。歌って語り倒します。いつしか家が「生きがい館」と呼ばれるようになりました。そして、それぞれが結婚を機にひとりづつ独立して、最後はぼくひとりになりました。毎夜、大音響でひとりライブをしておりました。それからいつしかこの館を「〇ちがい館」と呼ばれるようになりました。ハッハッハ!(××)!