鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

秋のみのり 福本自然農園とマムシ酒

 
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頭が重そうです。もうじき刈り入れです。 
 
きのうは秋のプチドライブ。田布施で自然農園を営む福本卓雄さんと、山口市仁保で体験型農業に取り組む嘉村則男さんを訪ねた。

福本さんのつくる米の田んぼを案内してもらった。まったくの自然農法。農薬は一切使わない。すでに実はもうじき刈り取りを待つばかりに膨らんでいた。あぜ道にはバッタやイナゴが飛び跳ねていた。

このあぜ道を挟んだとなりの田んぼは他の方が営んでいるそうだが、農薬散布用のヘリが備わっていた。バッタの数が少ないのは気のせいだろうか。そしてなによりも、稲穂の整然とした並び...は一見すると福本さんの稲穂よりも美しい。なにやらワイワイのびのびと育つ子どもたちと、統制されたエリートの子どもたちとの比較をみるようだ。※低農薬栽培を否定しているのではありません。
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赤い古代米
 
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福本卓雄さんです。古代米の前。

田の一角に色の違った稲穂があった。赤米だ。他の稲穂よりも背が高い。まるで女性の髪がそよ風にたなびくようでなんとも美しい。

稲刈りは今月の終盤に入ってからだそうだ。

お土産に、マムシの焼酎漬けの一升瓶をいただいた。今年は例年になく捕獲したそうで、すでに7匹。その中の一匹が保存をした瓶の中で子が2匹生まれたのもいたそうだ。
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写りが悪いですね。二匹の子マムシがいます。
 
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マムシの焼酎漬け

昼過ぎに福本さん宅を出て一路、山口市仁保の嘉村則男さん宅をめざして車を走らせた。やはり現地に足を運んで良かった。福本さん、ありがとうございました。

続編はまたあらためて。
 
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