鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

花火は望遠で撮らないで

花火ファンの僕は全国の有名な花火映像コレクションがある。やはり圧巻は長岡。好きなのは自宅の目の前であがる宮島花火。

最近はYouTubeの画質も4kが観られるなどで、DVDを買うことはなくなった。

宮島花火の圧巻はフィナーレのスターマイン。これは連続打ち上げ花火。破裂した花火が消えないまま次々と打ちあがるから、夜空全体を焦がすさまはあとず去りするほどの迫力。さらに海面で破裂する水中花火とのコンビネーションはまるで巨大なヒマワリを無数に散りばめたような美しさ。そこに大鳥居のシルエットが浮かび上がるのだ。これは現地でないと観られない。

そこで、YouTubeだけど多くはアマチュアカメラマン。いいところでガクンとくる場面がある。尺玉があがると、航跡を追いかけ望遠に切り替える。あ~~、またやっちまったか。迫りたいのはわかるけど、そこはぐっとコラえてむしろ引いて全景を撮ってほしいのだ。

16日には周防大島花火大会があった。行きたかったけども、あの人の多さは怖い。でもFacebookYouTubeでアップしているのが見られてありがたい。圧巻はやはりフィナーレのスターマイン。でも…ここでも大輪があがったところでほとんどがアップしている。迫りたい気持ちはわかるけど、そこはグッとこらえて。

花火コレクションはさすがプロカメラマン。台船の花火師が映るくらいまで迫り、発射と同時にレンズを引き全体を映す。これぞ望遠のだいご味。花火師も喜んでいるはず。

花火は台船から放たれたときからがドラマの始まりなのだから。

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