鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

イカを炊く

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イカを炊く。
 
我が家はイカを煮付けるのが好きだったように思う。
ミズイカ、コブイカ(甲イカ)を炊くときの父の口癖が、
醤油を絡めて酒で炊く。
 
イカは水分が多いから水分を飛ばして煮付ける。
水はまったく使わない。
醤油、みりん、酒のみ。
写真のイカは酒を純米大吟醸とした。
やはり香りがいい。
炊くというよりも焚く、
叩きつける感じに近い。
 
メバルの煮付けもそう。
ウロコをとったら活きたまま鍋に放り込む。
強火でまさに叩き込む。
3分でチン。
中の身は蒸したようにホクホクなのだ。
 
ただし、それは昔の話。
今は漁場でおかまいなく腐ったような撒き餌をする不法地帯。
腸を抜いて肝だけ残す方が良かろ。
 
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