鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

旅と観光

20代のサラリーマンのころは出張中に新幹線や電車でよく本を読んだ。他にやることがないからだ。そして、ケガをして長きの入院加療中にも本を読んだ。脱サラして起業すると、途端に読まなくなった。そしてコロナときた。また本を読む時間ができた。
今だからこそ、観光とはなんであろう。旅とはなんであろうか。「宮本常一講演選集5 旅と観光 移動する民衆」読み返す。「旅と観光」に関して他には、「宮本常一著作集18 旅と観光」「旅の民俗と歴史1 日本の宿」がある。
 

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「旅と観光 移動する民衆」から
「本来旅は旅する者が主体的な目的を持ち、また旅でなければ体験できないものをもとめ、その風土と人とにかかわりあいをもつようにすることが大切ではないかと考える。もともと観光の意味もそういうところにあるのではないだろうか。そして日常生活する場所では得られないような体験をすることによって、日常生活への反省もなされる。観光旅行が本来の旅の趣旨にたちかえるような旅行への回帰はもうぼつぼつおこっていいのではないかと思う。人を遊ばせるための観光施設も必要であろうが、それにもまして重要なのは、より多くの人が事務や利害をこえて知りあう機会をもつことである。そいうことのために観光ということばの内容と意味がかわってくるように望んでやまない」
 

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