鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

宮本常一・周防大島郷土大学

福田晴子著「宮本常一の旅学ー観文研の旅人たち」

福田晴子さんの著書「宮本常一の旅学―観文研の旅人たち」 やあ、嬉しいです。福田さんが周防大島へ最初に訪れたのは2014年10月4日、周防大島郷土大学で福本卓雄さんが講義をしたその日だった。あれから8年、当時から温めていた構想がようやく結実した。 1966…

畑中章宏著「廃仏毀釈 寺院・仏像破壊の真実」

6月18日に開催した郷土大学講義の畑中章宏先生が書かれた「廃仏毀釈 寺院・仏像破壊の真実」。サインをいただきました。これから読みます。 以下は現在の僕の認識です。ジャーナリスト鵜飼秀徳著「仏教抹殺」がベースになっています。 「廃仏毀釈」とは、維…

池内紀著「すごいトシヨリBOOK」

ドイツ文学者 エッセイストの池内紀(おさむ)さん著書「すごいトシヨリBOOK」。 すでに読んでいたが、また読みたくなったので手にした。自分の老後の在り方を考えていたら、ふとこの本を思い出したのだ。 この本は池内先生が77歳のときに書かれたもの。 70…

周防大島郷土大学講義 民俗学者 畑中章宏先生

周防大島郷土大学2022年度講座(再開第90回) 2022年度全3回講義 第1回「宮本民俗学の原点『大阪』ー大阪が育んだ〈公共〉へのまなざし」 講師:畑中章宏 日時:2022年6月18日(土) 14:00から 会場:東和総合センター大ホール(山口県大島郡周防大島町平野) 受講…

宮本常一著「民俗学の旅」から 垰①

【民俗学の旅から~垰①~】 宮本常一の代表作でもあり、自伝的エッセイ「民俗学の旅」。この中に、幼少のころ祖父に連れられて生家の長崎(道の駅付近の地区)から三蒲(みがま/大島大橋付近の地区)の地蔵参りに歩いて行ったことが書かれている。当時常一少…

「オヤっと思ったら撮れ」

年明け二日目になりますと、多少気持ちに余裕が出てきます。年末は駆け込みながら倒れ込み、年が明けるとやれやれと。お屠蘇のお陰で腑抜けとなり、今年の目標など建てる余裕もありません。 さあ、今年は何を目標に建てるかと。まずは足をこれ以上悪化させな…

今年最初の書物 渋澤敬三「祭魚洞襍考 」

【渋澤敬三「祭魚洞襍考(さいぎょどうざっこう)」】 今年最初の書物「祭魚洞襍考(さいぎょどうざっこう)」著者渋澤敬三。今年はNHK大河ドラマで渋澤栄一に光が当てられ、その孫である渋澤敬三も今話題の人となっています。 祖父栄一氏の後を継ぎ、日銀総…

昭和30年代 真珠の養殖が行われていた

僕は1956年(昭和31年)生まれ。昭和30年代には、この沖家室で真珠の養殖がおこなわれていた。加工場は旧小学校のすぐ近くのお宅だった。そこを屋号でイシブさんと言った。 前海はアコヤガイを養殖するイカダが組まれていた。それは僕が高校生の頃まで続いて…

【読書日記】④大積の名の由来ー東和町誌から

【大積の名の由来】 東和町誌を繰っていたら面白い箇所をみつけた。僕の住む沖家室から橋を右に車で約10分ほど進むと大積(おおつみ)と小積(おつみ)という集落がある。その中ほどに厳島神社の赤い鳥居がある。といえば、あゝあそこねーってわかると思う。…

忘れられた日本人 初版本

宮本常一の代表的な著作「忘れられた日本人」。発刊は1960年。今から61年前です。初版本を求めていましたが、やっと手に入れました。表紙がなかったものは持ってましたけど、こんなに完全な形で出てこようとは。 鯛の里のご予約ページは https://tainosato.h…

私にとってのYouTube

「松本さんはYouTubeを始められたんですね」 実を言いますと、最初にYouTubeへアップしたのはもう10年くらい前。そのころまだネット環境はダイヤルアップでジーコジーコ・キュルキュルの世界。まったく良くなくて、画像もすごく粗いで笑っちゃうような時代で…

旅と観光

20代のサラリーマンのころは出張中に新幹線や電車でよく本を読んだ。他にやることがないからだ。そして、ケガをして長きの入院加療中にも本を読んだ。脱サラして起業すると、途端に読まなくなった。そしてコロナときた。また本を読む時間ができた。 今だから…

宮本常一 水上勉 囲炉裏談義

ストーブの火を眺めていると、宮本常一先生が囲炉裏について水上勉さんと話していることを思い出した。河出書房新書の「道の手帳」シリーズ、佐野眞一責任編集「宮本常一 旅する民俗学者」の中の対談。 宮本「・・・・やっぱりいろりのなくなったことね。こ…

海老名市 弥生神社社報「弥生」から

海から臨むお積(おつみ)地区の宮島様 ( 写真提供:濤良美智) 今年9月発行の弥生神社社報「弥生」に掲載されたものです。 ~~~~~~~海を渡ってきた宮島様 〜周防大島付近に伝わる宮島伝説〜 僕の住む山口県周防大島町沖家室島のその沖合に水無瀬島(み…

へこをぬぐ

おもしろい本というのは何度読んでも面白い。 宮本常一著「周防大島昔話集」の中に、「山代の馬鹿話」の一話にこの「へこをぬぐ」がある。まあ、とにかく先に読んでつかーさい。 文中に出てくる山代(やましろ)というのは岩国市山代地区のこと。 ニシはウチ…

沖家室の五輪塔 中三迫とは

沖家室出身で千葉県に住む西村堅二さんからお手紙をいただいた。小さいころからの思い出が綴られていて、とても貴重な記録。いつか論点ごとに紹介したいと思う。 その中のひとつ、五輪塔のことが書かれていた。五輪塔の残欠があることは知っていたが、こうし…

稀本・月刊 民族文化  宮本常一「はやり出す神」

民族文化 民族文化 民族文化 1940年(昭和15年)創刊の「民族文化」。1940年といえば、まさに世界大戦の前夜という激動の年。この年の9月27日に日独伊三国同盟条約が調印され、翌年に真珠湾攻撃で太平洋戦争が開戦。そんな中で発行された月刊誌。79年の歳月…

池内紀(おさむ)著「ひとり旅は楽し」

ひとり旅は楽し 池内紀(おさむ)さんの著書「ひとり旅は楽し」。ひとり旅の極意を池内流に語ります。なにがおもしろいって、旅先のエピソードを牧水はこういったとか、山下清はこんな絵を残しているとか、まあ深い深い。やはり知の巨匠ならではです。 「若…

周防大島郷土大学講義 開催のお知らせ

■周防大島郷土大学講義■日時:2019年11月7日(木)18:30から 会場:東和総合センター ふるさと研修室 講師:鈴木修司(株式会社BEAMSディレクター) 題名:あなたのまちの特産品づくり、BEAMSならこうする! ----------------------- 鯛の里・松本昭司への連絡は ↓こ…

昭和39年講談社「日本」に宮本常一が寄稿

昭和39年講談社「日本」 宮本常一著作集②「日本の中央と地方」 古い書物を漁っていると、講談社の「日本」という月刊誌に「宮本常一」という文字が目にとまった。 「日本列島にみる中央と地方ー文化と経済の偏向過程を実証するー」。私は過去25年ほどの間に4…

「土佐源氏」レコードにサインをいただいた

「土佐源氏」LPレコード 土佐源氏を演じた俳優 坂本長利さんのサイン 「土佐源氏」を演じた俳優 坂本長利さんの秘蔵のLPレコードにサインをもらった✌(^▽^)✌ ーーーーーーーーーーーーーー 鯛の里・松本昭司への連絡は ↓こちらへ shouji108jp@gmail.com

「土佐源氏」俳優 坂本長利さんの誕生会

「土佐源氏」俳優 坂本長利さん 卒寿の誕生会 坂本長利さんの独演「土佐源氏」、90才卒寿記念公演はとりわけ素晴らしかった。もう、馬喰じいさんが坂本さんに乗り移ったか、坂本さんが馬喰じいさんに乗り移ったか、神が憑依したかのような迫真,,,いや演技で…

坂東玉三郎さんと鼓童の共演「幽玄」観た!(^^)!

シネマ歌舞伎「幽玄」 坂東玉三郎と鼓童の共演「幽玄」をみてきました。感動です。実際の舞台を映像化したものです。観客席では観られない個々のプレーヤーの表情も見えて、今年の6月の周防大島公演のあと一緒に呑んだんじゃ~!(^^)! などとはしゃいでおりま…

土佐源氏 周防大島公演

土佐源氏 周防大島公演 周防大島地人協会 facebookページから 「土佐源氏」周防大島公演ポスターとフライヤーできました!グレート・ザ・歌舞伎町さんの写真は、坂本長利さんと土佐源氏の内面まで写しているようにも思えるのです。フライヤーの解説から 周防…

ドイツ文学者故・池内紀(おさむ)先生

ドイツ文学者の池内紀(おさむ)さんのことが書かれた記事を中国新聞でみつけた。飾り気のない先生の人柄と風貌が蘇ってきた。 池内先生が周防大島郷土大学の講義にきてくださったのは2010年8月。旅好きな池内先生の旅スタイルと宮本常一先生の旅を重ねて話…

宮本常一解説の写真集「海女」

小庵 鯛の里には「海女」という写真集があります。昭和53年12月1日にマリン企画から発行されています。カメラマンは中村由信、解説を宮本常一が書いています。 これを譲ってほしいという問い合わせがありました。過去からもなんどかあるんですよ。でも丁重に…