鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

【読書日記】④大積の名の由来ー東和町誌から

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【大積の名の由来】

東和町誌を繰っていたら面白い箇所をみつけた。僕の住む沖家室から橋を右に車で約10分ほど進むと大積(おおつみ)と小積(おつみ)という集落がある。その中ほどに厳島神社の赤い鳥居がある。といえば、あゝあそこねーってわかると思う。

その大積という集落の名の由来のこと。宮本常一先生が書いた東和町誌によると、この海を取り仕切っていた大津という人がいたそうだ。それがいつしか大津海→大積となった。小積は大に対して小。しかし、大津海という人の子孫はこの地にはいないそうだ。

だから大積という漢字の意味は特にないようだ。