鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

読書日記

「日本の幽霊」池田彌三郎著

池田彌三郎(やさぶろう)著「日本の幽霊」 どうせオカルトもんじゃろうと言うなかれ。この池田彌三郎さんは有名な民俗学者です。日本の民俗学の草分けである折口信夫さんに師事し、宮本常一先生とは「民俗学のすすめ」の共著者でもあります。 池田さんが日…

読書日記・明治維新という過ち

【読書日記・明治維新という過ち】 長州側からすると、そげな本を読むなと言われるかもしれない。 僕は安倍総理が就任後に叫んだ言葉「戦後レジームからの脱却」に違和感があった。レジームとは体制という意味。日本が脱却しなくてはいけないのは「長州レジ…

【読書日記】⑦一人旅は楽し~湯のつかりかた~

「風呂でおしゃべりする人はうるさい。黙っていられないのは心が空っぽだからだ」 (ง `▽´)╯ハッハッハ!!。おるおるそんな人。旅行で温泉入ってて、ひたすらしゃべる人いるいる。 だいたい入浴中は頭の中を空っぽにしてボーっとしていたいものだ。あるいはもう一人…

【読書日記】⑥ 人生の贈り物 神崎宣武

【読書日記】⑥ 朝日新聞連載 神崎宣武 ―人生の贈りもの― (本文から) 「(宮本先生から)そのときに教わったのが、カタカナの横書きで1行ずつ空けて書く手法。宿へ帰ってから空いたところへ赤で直しを入れて、風景とか相手の表情は青で入れる。カタカナ書き…

【読書日記】④大積の名の由来ー東和町誌から

【大積の名の由来】 東和町誌を繰っていたら面白い箇所をみつけた。僕の住む沖家室から橋を右に車で約10分ほど進むと大積(おおつみ)と小積(おつみ)という集落がある。その中ほどに厳島神社の赤い鳥居がある。といえば、あゝあそこねーってわかると思う。…

【読書日記】③岸田秀「ものぐさ精神分析」から

【読書日記】③ 「ものぐさ精神分析」岸田秀 ー吉田松陰と日本近代― ぺーリー来航から日本の外交は、外的自己と内的自己が分裂してしまう。その葛藤はいずれ爆発すると筆者は解いた。松蔭の憂国の情と行動は、その内なる日本のアイデンティティーを立て直すこ…

【読書日記】②岸田秀「ものぐさ精神分析」から

岸田秀「ものぐさ精神分析」 「日常性とスキャンダル」 これがまたすごい話じゃわ。 「神が存在するためには悪魔が必要であり、悪魔は神の、正反対にひっくり返した姿似である。そして、この聖なるものに支えられ、正当化されている日常的なものも、そのレベ…

岸田秀「ものぐさ精神分析」

【読書日記】 岸田秀「ものぐさ精神分析」 ①日本国民は精神分裂病的であると説く。なにやらおだやかではない。つまり、体に外なる顔と内なる顔を持ち、その内部矛盾を抱えていると言う。 その素質をつくったのは、1853年のペリー来航であるという。鎖国を解…