鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

土佐源氏LP盤 ゲット

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ついに出てきました。
坂本長利「土佐源氏」LP盤。
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宮本常一先生が逝去の2年前の1979年(昭和54年)、
一人芝居上演300回を記念して制作されたレコード。
しかもこのために書き下ろした「馬喰(ばくろう)爺さんとの出会い」が収録されています。
これは著作集にも収録されておらず、
このレコードパンフに再録されたのみ。
LPも絶版でほとんど世に出回っていないと言います。

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このLPは1979年(昭和54年)に発売。
坂本さんは1929年(昭和4年)生まれだから50歳の時。
今が87歳だから37年前。
少し甲高い声の坂本さん。
80歳のときにお会いしたときは、
声のしゃがれが土佐源氏に近づいてきたように思うと話されていました。

2014年9月15日に行われた岩国公演が直近の観劇。
藤本雅史くんと最前列の中央で観た。

坂本さんが登場し、
壇上から僕らに向かって

「あんたは嫁さんはおりなさるか?」

と呼びかけられた時、
思わず「あ…ハイ」と言いだしそうになった。
もしやったら爆笑もんだろう。
それだけリアルだった。
ハッハッハ!!

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公演後は楽屋を訪ねた。
周防大島から若者たちがたくさん来たことを
とても喜んでくださった。

マネージャーの傍ら、
照明や効果を坂本さんをサポートするヤマトヒロさんにも
ひさびさに会えて嬉しかった。

今回のLPがほとんど未使用無傷としてゲットできたのはまったく運のいいこと。
もちろん聴くために存在しているのだから、
希望の方はどうぞ鯛の里で聴いてみてください。

あわせて1984ビッグコミックに掲載された
青柳祐介(あおやぎ・ゆうすけ)氏が描いた
漫画版「土佐源氏」も鯛の里にあります。
著作にほぼ忠実に描かれていますので、
坂本土佐源氏を聴きながら青柳土佐源氏を観ていくのも面白いです。

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キャンドルライトで聴くのもいいもんです