鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

六七日(むなぬか) 六道の辻

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きょうで六七日(むなぬか)。
位牌の帽子をひとつひとつ上げていく。
あと一文字となった。

墓地の桜の散り際が美しい。
参道は花びらの絨毯。
そっとよけて通った。

中陰和讃
六七日まもる弥勒菩薩
六道の辻に踏み迷い
自力の心を振り捨てて
他力の一つで超えるなり

六道とは「天 人 修羅 畜生 餓鬼 地獄」、
その辻(分かれ目)。
自力の心を振り捨てて、
他力の一つで超えるなり。

他力とは弥勒菩薩をさすのであろう。
弥勒様の力によって六道の迷いの世界を超えていけと説く。

もう少しで極楽浄土だ。
もう迷うこともあるまい。
今、お寺では春の回向法要。
来年は初回向。
大塔婆を建ててもらうからね。