2021-06-16 岸田秀「ものぐさ精神分析」 読書日記 【読書日記】 岸田秀「ものぐさ精神分析」 ①日本国民は精神分裂病的であると説く。なにやらおだやかではない。つまり、体に外なる顔と内なる顔を持ち、その内部矛盾を抱えていると言う。 その素質をつくったのは、1853年のペリー来航であるという。鎖国を解いて文明開化と言い、内なるは怒りを鎮めるために王政復古という相反する形をとる。この矛盾は拡大し、いずれ爆発することになる。 精神科医からみた日本。面白い。