【ハワイから贈られていた郵便小為替の思い出】
えらいことですね。115円近くまで行くんじゃなかって言われてます。お盆のころは109円台だったので6円くらいのドル高。今まで109円で買えたものが、115円を支払わなくてはいけなくなりました。例えば外資系の会社に勤めていて、ドルで給料もらって円に換金して50万円だったものが6%の減で47万円になってしまうんです。
アメリカの景気回復でインフレ懸念から利上げは確実で、日本は不景気から抜け出せないため金利は上げられないので円売りが加速し、金利の高いドルが買われています。輸入品はますます値上がりするでしょう。
この為替の変動で、ハワイの親戚を思い出します。
1ドル360円の固定相場が1973年(昭和48年)に変動相場になりました。今から48年前です。ハワイの親戚から毎年小為替が送られてきていました。墓を守っているお礼です。円に換金すると3万円に相当する金額です。それをもって郵便局で円に換えてもらうんです。
ところがドルはどんどん安くなって150円くらいになってしまったんです。今まで3万円だったものが1万円くらいにしかならなくなったんです。それから小為替はやめて、お菓子やコーヒー豆が送られてくるようになりました。コーヒーはヒルズブロスやMJB、そのうちネスレ。日本でも買えるってことになって、そのころちょうどアメリカで郵便物に炭そ菌を入れるテロが起きて輸出がストップになりました。ハワイからの贈り物がそれでストップになりました。
為替って、結構身近なことなんです