鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

怪奇十三夜

僕は怪談が大好きで、特に夏になると観たくなる。

小学生のころだったか、お盆前にシリーズで「怪奇十三夜」が放送された。これを観るために、昼寝をしていたくらいだ。すべてが時代劇で、いわゆるヒュ~ドンドン ウ~ラメシヤ~~の世界。顔はただれて髪はうなだれ、手は前に垂れるあの独特のポーズ。最後は祟られて、もがき苦しんであの世へいくのだ。幽霊は女性で、夫の女性問題と相場が決まっているようだ。

その「怪奇13夜」全巻を持っている。そのほか、四谷怪談や番町皿屋敷などの名盤も揃う。

民泊修学旅行生が泊まったとき、平積みになった怪談DVDを観たいという。寝られんようになるぞと警告をするのだが、言えば言うほど観たくなるのが人のサガ。なので怪奇十三夜、これをすすめるが目もくれない。1位は「トイレの花子さん」、2位は「貞子」。

観終わったあと、蚊帳の中で寝た子が深夜に奇怪な現象に遭ったという。目を覚ますと蚊帳が揺れていて、その向こうをみるとおかっぱ頭の少女が座っていて首を振っていたそうだ。慌てて布団に潜り込んだ。朝、ひきつった顔で話してくれた。「だから言っただろう? 夜中に怖い目に遭うぞって」。

おっと、話がそれてしまった。怪談ナイトでお馴染の稲川淳二さんがコロナに感染したそうだ。おりしも全国ライブの真っただ中。向こう数公演の見送りが発表された。

9月24日の下関公演までには回復を願う。

松本昭司への連絡は

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