鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

ふた七日

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18日(月)はふた七日でした。
朝、寺にお参りし、
墓にふた七日の塔婆をおさめました。

父の舟はいまどのへんを走っているでしょうね。
普通は三途の川を渡るのですが、
ウチの父は三途の海を渡っているのでしょうか。
きっと途中で釣糸でも垂れているんでしょう。

極楽浄土は西方にあるといいます。
浄土宗のホームページによりますと、

「われわれが住む娑婆世界の西方にある浄らかな仏国土のことで、具体的には阿弥陀仏の極楽浄土をさしていう」

「『阿弥陀経』には「これより西方、十万億の仏土を過ぎて世界あり。名づけて極楽という。その土に仏ありて阿弥陀と号す」

西方というと、
お釈迦様の生誕の地インドかなと思い浮かびますが、
西方浄土という言葉はインドの仏典にはないそうです。
十万億のかなたと言いますから果てしない世界。
仮にインドとしても、
たどり着いた先でまた西へ向かえばまたインドにたどり着きます。
また西に向かい、
果てしない旅。

松山千春の歌が聞こえてくるようです。
「果てしない大空と 広い大地のその中で いつの日か幸せを 自分の腕で掴むよう」

この世で生きるということは終生修行の世界。
その修行の姿を菩薩というそうです。
生きてゆくことすなわち菩薩の世界。
あの世で仏となる旅、
あの世もこの世も、
旅に終わりはないようです。

これから遺品整理。
といっても仏間とそこに繋がる玄関先です。
他の部屋は今後ゆるりと。
大事なものはよけて、
廃棄は業者にお願いすることにしました。