ふた七日

18日(月)はふた七日でした。
朝、寺にお参りし、
墓にふた七日の塔婆をおさめました。
父の舟はいまどのへんを走っているでしょうね。
普通は三途の川を渡るのですが、
ウチの父は三途の海を渡っているのでしょうか。
きっと途中で釣糸でも垂れているんでしょう。
極楽浄土は西方にあるといいます。
浄土宗のホームページによりますと、
西方というと、
お釈迦様の生誕の地インドかなと思い浮かびますが、
西方浄土という言葉はインドの仏典にはないそうです。
十万億のかなたと言いますから果てしない世界。
仮にインドとしても、
たどり着いた先でまた西へ向かえばまたインドにたどり着きます。
また西に向かい、
果てしない旅。
松山千春の歌が聞こえてくるようです。
「果てしない大空と 広い大地のその中で いつの日か幸せを 自分の腕で掴むよう」
この世で生きるということは終生修行の世界。
その修行の姿を菩薩というそうです。
生きてゆくことすなわち菩薩の世界。
あの世で仏となる旅、
あの世もこの世も、
旅に終わりはないようです。
これから遺品整理。
といっても仏間とそこに繋がる玄関先です。
他の部屋は今後ゆるりと。
大事なものはよけて、
廃棄は業者にお願いすることにしました。