鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

割れたグラス

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気に入ったグラスほどよく割れる。なぜなんだろう。

「すみません、手を滑らせてしまって」

「いいですよ。ガラスは壊れるものですから」

と言いながら心で泣く。

これは琉球ガラス。特殊な製法でヒビ割れをつくり、その隙間から乱反射して独特な光を放つ。いい値段がする。

ガラスって割れると二度と元には戻れない。まるで子どもの心のようだ。だから大事にしてやらないと。だけど大事にしているグラスほど先に割れる。なんでじゃねん。

僕らが習った英語力

【英語力「112カ国中78位」の日本】

さもありなん。中学の時に聞いた話。学校に外国人が訪ねてきて英語担当の先生が対応したんだけど、まったく会話にならなかったそうだ。その先生に僕らは習った。机上の学習だけではまったくダメだと思い知ったのが社会へ出てからだった。

たまに外国からのお客さんが泊まるとすごく勉強になる。僕がツイッターというと、NO! テゥリラ。マックドナルドというと、NO!マドゥナという。しかし、その発音は文字に起こしてもビミョーに違う。

その家族の母親が日本人で父親がイギリス人だった。外国で暮らした未就学の子どもが英語版ハリーポッターの漫画を読んでいた。セリフを声に出した。「オ~ ハ~マイオニ~」。流ちょうな英語にビックリした。

toyokeizai.net

消火器をいじくったら粉が吹き出した

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【消火器をいじくったら粉が吹き出した】

消火器が賞味期限切れと消防に指摘されたので新調した。

消火器をみると忌まわしい記憶が蘇る。小学6年生のときだった。柱に消火器が吊るしてあった。興味本位に抜いてやった。頭を叩くと粉が噴き出ることは知っていた。小さくコンコンと叩いたがなんの反応もない。少し強く叩いてもフンともスントも言わない。強くパンと叩いたら、ものすごい勢いで吹き出した。

ここで誤算に気が付いた。頭を離すと止まると思ったのだが止まらなかった。出口を塞いでも押し返された。台所に白煙が上がった。風呂場へ持ち込んで五右衛門風呂に向けたら、丸い底に当たって天井まで吹きあがった。そして止まった。

台所から風呂場へ向かうまで真っ白け。僕の体も真っ白け。こりゃなんとかしないと、親に怒られる。急いで雑巾がけをしてなんとか跡形もなくふき取った。そして空っぽになった消火器を元のピンに差し込んでおいた。

それから高校生になり、卒業するまでナイショにしていた。盆暮れに帰省するたび、ああまだバレていないとホッとした。そして現在の家に引っ越したのは28歳の時だった。一家で引っ越し作業をしながら、そこだけは「誰もさわんなよ」と心に念じた。そして引っ越しが完了した。消火器は残していった。

数年後、空き家になった家が懐かしく入ってみた。消火器はそのままあった。

そして父も母も知らぬままあの世へ行った。

叙勲者の原田登先生

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【原田登先生】

町の広報「すおう大島」11月号に、令和3年度高齢者叙勲として元小学校校長の原田登さんが紹介されていた。原田登先生…。はて、僕が小学6年の時の担任ではなかったか。いやいや違うか…。卒業記念写真の右から二人目の人。

僕の成績が特に悪かったから、放課後によく補習授業をしてくれた。一緒に卓球をしたり、放課後に僕の伝馬船で釣りをしたこともある。一番思い出のある先生だ。

ちなみに、先生方の名前。

向かって右から岡本先生。担任ではなかったがよく遊んでくれた。僕の伝馬船でよく釣りをした。

原田先生は5.6年の担任で僕が落ちこぼれないように支えてくれた。

岡本校長先生は音楽の先生でもあった。ピアノの途中で突然にうずくまった。虫歯がうずいたと言っていた。

米田教頭先生は元軍人らしくキビキビとしていた。授業中にインフルエンザで熱を出して教員室のストーブにあたらせてくれ、吐いてしまったときも優しく対応してくれ家に送ってくれた。

勝井先生。授業中に僕の後ろから芳男くんがちょっかいを出すのでウルサイと大きな声で叫んだら、勝井先生が僕の頬っぺたをビンタした。悪いのはワシかよ。でもきっとびっくりしたんじゃろね。

僕がどれだかわかりますか!(^^)?

ヤズ オオアタリ!(^^)!

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近所の漁師さんに活魚コンテナーを貸してあげたら、これを食えとヤズをもらいました。

これがいいヤズでしてね。天然物は当たり外れが大きいのですが、これはオオアタリ。写真ではわかりにくいですが、腹に金筋が入った子持ちのメンヤズ。脂の乗りはカンパチ並み。シメも血抜きも抜群にうまい。

片身の腹は刺身。背身はゴマダレに七味をぶち込んでヅケ。これで一週間は生きて行けそうです。Ψ(`▽´)Ψウケケ

一夜明け、ゆうべ漬けておいたヤズ。まだ色も明るく、生の刺身の感覚が残っています。これからどんどん深く浸かります。どんどん浸かってくると茶漬けが欲しくなります。

 

嗜好も過ぎれば毒となす

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【嗜好も過ぎれば毒となす】

SNSへのビデオ投稿をみてビックリした。一味唐辛子をご飯にぶっかけた男性が直後、腹痛を訴え「水を~~」とのた打ち回り嘔吐を繰り返した。救急車が到着したときはほとんど意識不明だった。

投稿はここまで。その後どうしたは分からない。恐らく一味唐辛子の多量摂取による急性胃炎だろう。ネットで「一味を食べ過ぎると?」と検索したら、とても危険な行為らしい。

(本文から)

唐辛子に含まれるカプサイシンは、胃や舌を刺激して胃酸や唾液を分泌させ、食欲を増進させます。しかし、その反面食べ過ぎると胃酸が過剰分泌され、胃粘膜を荒らしてしまうことがあります。そのため、激辛料理を食べた後などは胃痛に苦しむことがあります。ひどい人は胃潰瘍にまで発展する方もいるほどです。

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なるほど。唐辛子を嗅ぐと喉に痛みを感じてむせる。それほどの刺激がデリケートな胃に入ればびっくりするだろう。僕も辛い物にはちょっと麻痺しているかも。気を付けよう。

https://cocoa-time.com/588/