鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

泊清寺の大イチョウと垂乳根(たらちね)

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泊清寺の銀杏の木が散り始めています。
境内には銀の葉のじゅうたんがきれいです。
 
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沖家室に人が住み始めたのは1606年。
寺が開かれて知恩院末寺となったのが1663年。
その歴史とともにこの銀杏があるとしたら樹齢約400年。
枝には気根がみえます。これを垂乳根(タラチネ)といいます。
長塚節(ながつか たかし)の短歌で有名ですね。
 
垂乳根の母が釣りたる青蚊帳を すがしといねつたるみたれども
 
年老いた母がつってくれた蚊帳はたるんでいたことと、
老いて垂れたおっぱいを重ねたのでしょうかね。
 
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他のサイトからお借りしましたm(_ _)m
 
つまり垂乳根とは母親のオッパイのことをさしています。
銀杏の木の垂乳根は樹齢が伸びると更に下に垂れさがり、
地面に到達して、そして根を張り、木全体を支えるようになります。
他のサイトから見事な大銀杏の垂乳根を拝借しました。
なんだか人の世と重なりますね。
 
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