鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

茶粥


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若いお客さんが茶粥を食べたいと。
嬉しいですね。

以前は朝食に出していたのですが、
食べるのはたいていお年寄りのお客さん。
若い人はなにこれ? ッて感じで手もつけないことがあります。
だから、希望があればお出しすることにしています。

facebookには次のような面白い書き込み。

■僕にとってもまさにソウルフードです。夏の暑いとき昼に芋をいれてよくつくってもらってました。
婆さんが言うには、かつて大島じゃ天井が写る芋粥がつくれん(米を節約できん)嫁は追い出されたんじゃ、と。
それくらい米がとれない風土を象徴する食べものだったんでしょう。

■私にとってもソウルフード。以前も話題に参加させてもらいましたが、母は小麦粉を水で解いたお団子を入れてました。だごじゃ と呼んでました。団子茶粥 と言う意味だと勝手に思ってます。たまに、なにもなくてご飯が少ないと思った時に作るのですが、子たちにはぱっとしないかんじ。おいしいと思うんだけどなぁ。このお団子も水の量で変わる。私はちょっと多めの水で解いてゆるい感じのお団子が好き。お団子といってもまんまるじゃあなくて扁平で自由気ままな形なんですよね。

米が少ない時代にふやかして食べたのが茶粥。
でも今はお客さんが来るから「茶粥を炊こうか」と。
時代が変わると粗食がもてなし食になるなんて、面白いです。