鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

はまったプライム・ビデオ「深夜食堂」

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いやー、はまってしまいました。
プライム・ビデオ「深夜食堂」。
小林薫が店主をつとめる小さな「めしや」。
メニューはトン汁定食600円と飲み物3種。
しかも飲み物は一人3本(3杯)まで。
営業時間は深夜12時から朝の7時ころまで。
だから人呼んで「深夜食堂」。

客が食べたいというメニューにはできるだけ応える。
懐かしいジャガイモサラダが食べたいと言えばつくる。
ラーメンが食べたいと言われれば即席のサッポロ一番に卵やネギを盛り付ける。
はたまたサンドイッチが食べたいと食パンを差し出す若者。
常連客はヤクザからストリップ嬢、
流しの歌手からオカマまで様々。

日の当たらない世界で生きている人たちが、
ガタピシャの戸を開けると、
やあ…いらっしゃいと小林薫が薄ら笑いで迎える。

あゝ、これが憧れのゴールデン街か。
小庵にもこの場末で店を開くママが来たし、
ここに毎夜通った客もいた。
鯛の里もゴールデン街の臭いがすると言った人もいた。
ボロで猥雑という意味だろう。
ハッハッハ!!

華やかな世界の裏には闇の世界が表裏一体にある。
闇があるからこそ人は、
かすかなおぼろな光さえも求めてさまよう。
たどり着いてガラガラと戸を開けると、
「やあ、いらっしゃい」と薄ら笑いの親父が迎える。
なんか…いいねえ。