鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

5月5日はワカメの日

5月5日は「子どもの日」。子どもたちが健康に育ってほしいという願いから、きょうは「ワカメの日」でもあるんだそうですよ。

日本わかめ協会では昭和58年(1983年)に「5月5日はわかめの日」と定めました。身体の体質にもっともよい弱酸性に保つ他、血液をきれいにする効果があるのでもっと食べてほしいという願いからです。

この時期は新わかめの採取が一段落し、美味しい新わかめが市場に出回ります。わかめ料理の代表的なものでもあり、この時期に出回るタケノコとを取り合わせた季節感たっぷりの「若竹煮」はおなじみですね。

ところでワカメを美味しく食べるためのひと手間をひとつ。

昔ながらの乾燥ワカメはおなじみですが、最近では加工のしやすさや加工途中の劣化が少ないことから塩蔵わかめが主流となりつつあります。

最近の塩蔵わかめは塩分含有率が40%以下に抑えられています。冷蔵技術が発達してきたお陰で、そんなに塩をまぶさなくてもよくなりました。だから塩抜きも約3分で簡単に抜けるんです。※茎ワカメはぶ厚いので塩抜きは時間がかかります。

出来るだけ美味しく食べていただきたいのが生産・販売者の願いです。戻し方に結構左右されます。まずは、水に浸して戻し過ぎないことです。歯ごたえが悪くなり、せっかくの栄養分も解け出てしまいます。

水に3分ほど浸けたら水を切りますが、出来たら下にキッチンペーパーを敷いてほしいです。たまり水で底に当たったところがふやけてしまいます。写真のように、水を切って数分してふわっとしたのが良質なワカメです。

サラダにはそのままで、煮付けは別にしても味噌汁は煮込まないでください。風味も歯ごたえも飛んでしまいます。

人間は海から生まれました。体内は海そのものです。でもミネラルは食べることしか補給できません。ビタミン類は野菜に及びませんから、野菜と海藻をしっかりとって長生きしましょう。ウチの父は恐ろしいほど海藻を食ってました。9人兄弟中ひとり島暮らし、一番の長生きで94歳まで生きました。

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