獺祭のスパーリングは最高に旨い。
まだ醗酵を続けているから炭酸ガスを発泡している。
山田錦を50パーセント研いだとある。
いやみのない甘味は雑がない。
おなかに入ってもジワっとぬくもりが漂う。
醗酵が続いているのか・・・・。
酔うのも早いと聞く。
なるほど相方は3合で落ちた。
オイラは退屈なので、
相方の横にあるスピーカーから大音量でレコードを回した。
曲はホラー映画「エクソシストのテーマ」。
ボリュームを上げても彼は起きなかった。
数十分過ぎて目を覚まし、おもむろに、
「なんだ夢見が悪かった」
僕はなにもなかったように
再び呑み始めた。
焼いた夏牡蠣とも相性は抜群。
ただ、獺祭を取り扱っているお店は柳井に一店だけ。
せめて近くにあればなあ。