鯛の里日記

周防大島町沖家室島の民泊体験施設・居酒屋の日常と、宮本民俗学の学びを書きます。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史に幕 宮島水中花火大会

28日付中国新聞は見開き1面で、1973年から続いた宮島花火大会が歴史に幕を閉じたと伝えた。紙面のQRコードにスマホをかざすと、紙面をバックに花火の映像が流れる趣向を凝らした。今や、こんなことまで出来るのかとビックリした。 広島に勤めたのが18歳で197…

口裂け女の話

【口裂け女の話】 先日の大雨は夕方になると、いっそう激しさを増した。うす暗くなった六条のバス停に人が立っていた。ずぶ濡れの髪の長い女性が海をみつめていた。バスを待つ間に傘がなくて困っているのだろう。僕はそう思い、傘を貸してあげようと車を止め…

「日本の幽霊」池田彌三郎著

池田彌三郎(やさぶろう)著「日本の幽霊」 どうせオカルトもんじゃろうと言うなかれ。この池田彌三郎さんは有名な民俗学者です。日本の民俗学の草分けである折口信夫さんに師事し、宮本常一先生とは「民俗学のすすめ」の共著者でもあります。 池田さんが日…

マブタのイナズマ

【マブタのイナズマ】 左目がかゆくなり目の淵をカリカリと掻いてやった。ついでに目のまわりを引っぱったり回したりしてマッサージ。 すると目の前に雲のようなモヤが浮かんでそこだけボケる。それから数分すると、今度は目の端にイナズマのような光が出て…

77年目の対馬丸

77年前、終戦前年の1944年に起きた疎開船「対馬丸」の悲劇。 沖縄から本土長崎へ向けて1788人の子どもたちを乗せて那覇港を出航。その護衛に日本軍の戦艦が着きました。その途中にアメリカの潜水艦から発射された魚雷を受け沈没。多くの子どもたちが海に流さ…

俵万智さん サラダ記念日

迢空賞=ちょうくうしょう 俵万智さん、歌壇の最高峰にという記事が出た。贈られた賞が迢空賞(ちょうくうしょう)。歌壇の世界はよく知らないが、俵万智さんのサラダ記念日くらいはわかる。パッと振り返ると万智さんだった。そんな感じの人だ。なんちって勝…

2021年 お盆

つかの間の晴れ間に実家へ行き、盆棚を飾りました。精霊棚はいつもは軒下に出すんですけど、雨なのでウチの中へ。 仏壇の盆飾りも質素にて。お供えを忘れたので、怒られるかも。ブツゾ~~って!(^^;)!。 今頃両親はケンカしながらこの世へ向かっているでしょ…

大島郡の変遷

大島郡各村町の変遷です。面白いです。ちょっと保存版かな。 明治は村に細分化されていましたが、大正昭和の初めになると四つに集約されています。久賀は早い時期に町政を敷いています。やはり安下庄と久賀は藩の直轄地だったから別格だったのでしょう。戦後…

パンケーキを毒見する Ψ(`▽´)Ψウケケ

【パンケーキを毒見する】 炊飯器でつくると簡単です!(^^😉! まずは蜂蜜 次はバター。オッサン的にはバターがいいです。 オーブンで少し焼いてやると表面がカリっとしてこりゃまたいいです。

豆茶 はぶ茶 ケツメイシ

月に一度くらいの割合で帰省する隣のオジサンの空き地。豆茶を植えていました(はぶ茶/えびす草)。実を収穫してもそれほどの量ではないでしょうけど、オジサンひとり分なら十分でしょう。それでも実を取り出し、乾燥させて炒るのは結構たいへんな作業です…

シッタカ(尻高)

シッタカ(尻高)。この手のニシでは一番おいしいと個人的には思います。 最近は一年に一度入るかどうか、貴重となりました。

あついヒロシマ 祈りのナガサキ

8月6日のきょうは広島に原爆が投下された日。8時15分はそっと手を合わせた。 18歳で就職のため広島県大野町に住んだ。宮島の対岸の町。そのころはまだアパートやマンションもほとんどなく、古い町だった。 隣近所の人のほとんどが直接や二次被ばく者だった。…

父、最後の乗船写真

写真を整理していたら懐かしい写真があった。2012年のときのもの。 「エビがないと鯛が釣れん。今からエビ網を曳きに行って来る」 「えらい暑いがエエんかいのう?」 「走ると涼しいんじゃ」 沖家室島では当時の最高齢現役漁師。翌年が米寿。このころから徐…